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子供の歯を強くするフッ素 虫歯予防にフロス、シーラントが効果的 PMTCで虫歯・歯周病予防【もりした歯科クリニック 院長 森下真行先生】|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年2月19日時点の情報です)

森下真行 先生(歯科)

子供も大人も、痛くなる前に歯医者さんへ

 
もりした歯科クリニック
【住所】広島市安佐南区東原2-6-32-101
【TEL】0120-927-418   082-874-6613
 
予防 虫歯 歯周病 PMTC フッ素 シーラント デンタルフロス 子供 歯磨き ケア もりした歯科クリニック 森下真行 広島市安佐南区
予防歯科に熱心に取り組む森下先生。「生涯自分の歯で食べたい」方をサポートしてくれる
 
たとえば、血管年齢や肺年齢など、健康レベルを分かりやすく「年齢」で表現することが多いですが、「歯年齢」というのは聞いたことがないですよね。そう、「歯」に老化は関係ないからです。つまり、歯は自分がしっかり守っていけば健康に保てるもの。正しい予防知識があれば、一生自分の歯を使い続けることができるのです。
今回は、「もりした歯科クリニック」の院長、森下真行先生に、子供から大人まで、歯の予防に関する様々なアドバイスを頂きました。
最近、治療のためではなく予防のために歯科に行く大人が増えているそうです。しかも、歯科に行くのを楽しんでいる?!そんなお話も聞けましたよ。

歯を失うのは老化とは関係ないのですか?!

年を取ったら入れ歯になるのは当たり前だと思っていませんか? 白髪になったり、シワが増えるのと同じで、老化現象で歯がなくなる、なんてことはありません! 歯というのは年齢に関係なく、大切に守っていけば一生使える臓器なのです。では、どうやって歯を守ればいいのでしょう? それは、「痛くなる前に歯医者さんに行く」こと。予防のために、町の歯医者さんを上手に利用することです。
確かに歯科は悪い歯を治すところですが、それだけではなく、患者さんの歯が悪くならないようにお手伝いするのも仕事です。今では、当院のように予防歯科に力を入れる歯科が増えました。是非、歯科を味方につけて、生まれもってのご自分の歯で一生噛めるように、歯の予防に取り組んでいただけたらと思います。

歯の予防は、具体的にどうすればいいのですか?

子供の歯と大人の歯では、お口の環境が異なりますので、予防内容も変わってきます。まずは子供の予防についてお話しましょう。
お子さんの場合は虫歯予防が中心となりますが、同時に強い歯を育てていくことも大切です。乳歯や生えたばかりの永久歯は、大人の歯に比べて弱いため虫歯になりやすいですから、歯科での定期的なチェックと歯科衛生士によるケア、そして何より、ご自宅での毎日のケアで虫歯から守っていかなければなりません。おうちで正しいケアができるように、歯磨きの仕方、おやつの食べ方などの指導を行っていますが、今日からでも是非、お子さんに実践してあげてほしいのが、デンタルフロスを使ったケアです。
子供も大人も同じで、最も虫歯になりやすいのは歯と歯の隙間。隣接面は歯ブラシでは掃除できないので、プラークが停滞しやすいのです。歯磨きできれいになったように見えても、デンタルフロスを使ってみると、汚れやプラークがついていることも。今は糸巻タイプだけでなく、Y字型のホルダーが付いているものもあり、使いやすくなりました。デンタルフロスを使うことで予防効果はかなり高まりますので、歯磨きの後の習慣にしてもらえたらと思います。

シーラントも子供の虫歯予防に効果があると聞きますが…

歯と歯の隙間のほかに虫歯になりやすいのが奥歯の溝です。ここも歯磨きでは汚れが落としにくいため、プラークを作りやすい環境になります。奥歯を虫歯から守るために効果的なのが、奥歯の噛み合わせの溝を埋めて、虫歯を予防するシーラントです。特に、溝が深く複雑な子供の歯に適しています。シーラントをご希望の方は、かかりつけの先生に相談してみてください。
虫歯予防は歯磨きが基本ですが、歯磨きで磨ききれない、歯と歯の間はデンタルフロスを使って、奥歯の溝はシーラントで、大切なお子さんの歯を虫歯から守りましょう。

子供の予防で大切なもう1つの目的、「強い歯を育てる」にはどうすればいい?

虫歯に負けない、強い歯をつくるのに効果的なのはフッ素です。歯科でのフッ素塗布のほか、フッ素配合の歯磨き粉や洗口液を使って、ご自宅でもフッ素予防に取り組んでもらいます。
フッ素塗布は、3〜4か月に1回のペースが好ましいですね。ただ、小さいうちはいいペースで来てくれた子も、小学校の高学年にもなれば塾やクラブで忙しく、通いにくくなるんですよね。でも、小学校卒業までは頑張ってフッ素塗布を続けてほしいです。子供のうちから強い歯に育てておくと、それが大人になっても続いて、生涯にわたって虫歯になりにくくなりますから。
フッ素配合の洗口液を使ったうがいも効果が高く、こちらは中学校卒業時期まで続けてもらえたらベストです。洗口液は歯科で処方してもらえます。
歯磨き粉は、市販のものでもほとんどの製品にフッ素が入っていますので、どれを使うかはそんなにこだわらず、お子さんが気に入ったものを使ってもらえばいいと思います。
「歯磨き後のうがいは、しっかりやらないといけませんか?」と質問されることがありますが、フッ素入りの歯磨き剤で歯磨きした後のうがいは、あまりゆすぎ過ぎない方がいいですね。せっかくのフッ素が流れてしまいますから。回数は少なめで、お口の中が気持ち悪くない程度で構いません。

次に、大人の歯科予防についてお聞かせください

大人の場合は、虫歯予防と歯周病予防が中心となります。
虫歯予防では、すでに治療をした歯が虫歯を再発しないように守っていかなければなりません。40歳まで虫歯にならなかった歯は、ケアを怠らなければその後も虫歯になりにくいのですが、金属を詰めたり、白いセメントをかぶせてある歯は、歯の質が弱くなっています。特に神経を取った歯は、割れたり欠けたりしやすく、虫歯になりやすいうえに痛みを感じないため、虫歯の再発に気づきにくいのです。歯の中が大きな虫歯になっても、痛みがほとんどなくて、ある日詰め物が突然ポロッと取れたり、土台として耐えられないので、抜歯をせざる得ないということになってしまいます。
歯を失う原因は、虫歯と歯周病といわれていますが、やはり虫歯が根本的な原因となっていることが多いですね。大人の虫歯予防では、治療した歯をどうやって予防するかが肝心です。

歯科ではどのような予防を行うのですか?

治療した歯を虫歯にさせないためにも、定期的なチェックが必要です。特に神経を抜いた歯がある方は、年に1回はレントゲン検査をし、できるだけ早い段階で虫歯を発見・治療していかなければなりません。
ご自宅での毎日のケアは欠かせませんが、そこで落としきれなかった汚れや歯垢、歯ブラシでは磨くことができない部分は、PMTCで定期的に歯をクリーニングすることをおすすめします。
PMTCとは、P:プロフェッショナル、M:メカニカル、T:tooh(歯)、C:クリーニングの略で、専用の器具を用いてお口の中にたまった汚れや細菌を除去し、口腔内環境を清潔にしていくものです。虫歯も歯周病も、細菌による感染症ですから、3か月に1度、定期的にPMTCで細菌を除去することで、虫歯や歯周病の予防に大きな効果があり、歯を失う危険がぐんと減ります。歯茎の腫れや痛みを防ぎ、歯の再石灰化を促進して歯質を強くする効果も期待できますが、何といっても終わった後は歯がツルツルになり、爽快感が患者さんに喜ばれています。
プロフェッショナルなチェックとケアで虫歯と歯周病を防いで、今ある歯を守っていくことが、予防歯科のメインとなります。

予防 虫歯 歯周病 PMTC フッ素 シーラント デンタルフロス 子供 歯磨き ケア もりした歯科クリニック 森下真行 広島市安佐南区
治療室とは別に予防専用エリアがあり、緊張せずに予防歯科が受けられると、小さな子どものいるお母さんに好評
 

最後に「広島ドクターズ」の読者にアドバイスをお願いします

子供の頃から虫歯を予防し、フッ素で強い歯に育てていけば、大人になってから虫歯で苦しむリスクはぐんと減ります。大人であれば、定期的なチェックとクリーニングを続けることで、虫歯や歯周病になりにくい状態を保つことができます。
将来、入れ歯に頼らず、最先端医療の力を借りずに、ご自分の歯で健康に過ごせるためにも、どうか痛くなる前に歯科に足を運んで頂きたいと思います。歯科医師が言うのもおかしな話かもしれませんが、「歯科に通わなくて済むために、歯科に来てほしい」ですね。
また、予防の意識を持つというよりも、自分の歯をきれいにすることを楽しんで頂きたいのです。定期的に来られている患者さんには、「歯科でクリーニングした後は、歯がツルツルになって気持ちがいい。この後、食事をするのがもったいない」とおっしゃる方もいます。「3ヶ月に1度、歯医者さんに行かないといけない」と思うのではなく、「気持ちがいいから歯科に行こう」、そんなリフレッシュする気持ちで、歯科を訪ねてもらえたらと思います。

医師のプロフィール

森下真行先生

●広島大学歯学部卒業
●テキサス大学大学院にて研修
●広島大学歯学部予防歯科学講座(講師)
●ニューヨーク州立大学客員研究員
●コロンビア大学客員研究員
●広島大学歯学部附属病院予防歯科(科長)
●広島大学大学院医歯薬学総合研究科

‐所属学会・資格‐

・日本歯科医師会会員
・広島県歯科医師会会員
・日本口腔衛生学会認定医
・日本口腔衛生学会予防歯科指導医
・日本口腔衛生学会地域歯科保健指導医
・国際矯正歯科学会会員

 


 
 

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