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病気を克服した医師が、つらい片頭痛をコントロールするコツをアドバイス 片頭痛の予兆「閃輝暗点」、頭痛薬、子どもの頭痛についても【山村クリニック 院長 山村邦夫先生】|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年2月25日時点の情報です)

山村邦夫 先生(脳神経外科)

片頭痛で苦しまない毎日を! 自らが片頭痛を克服した医師がアドバイス

 
山村クリニック
【住所】広島市中区紙屋町2-2-6-3F
【TEL】 082-546-0111
 
片頭痛 緊張型頭痛 脳神経外科 肩こり 頭痛薬 子どもの頭痛 閃輝暗点 ストレス 頭が痛い 検査 山村クリニック 広島市中区 大手町
脳神経外科医としての30年間の臨床経験を生かし、予防医学を中心とした診療に力を注ぐ
 
ズキンズキンと脈を打つように痛む「片頭痛」。本当につらいですよね。
今回のレポートは、自らも片頭痛で苦しみ、病気を克服した経験をお持ちの脳神経外科医師、「山村クリニック」の山村邦夫院長に、片頭痛について分かりやすくお話して頂きました。
体質的な原因によるため、完治が難しいと言われている片頭痛ですが、上手くコントロールすれば片頭痛で苦しまないハッピーな毎日が送れるのだと話す山村先生。自身が向き合ってきた病気だからこそ、片頭痛で苦しんでいる人を少しでも減らしたい、助けてあげたいという思いが記事からも伝わってきますよ。

片頭痛の症状についてお聞かせください。

日本で800万人の患者がいると言われている「片頭痛」。主な症状としては、頭が締めつけられるような、脈を打つような痛みに襲われ、ひどい場合でしたら、吐き気、嘔吐、光や音に対する過敏症状が見られることがあります。実は私自身が片頭痛体質で、その辛さは身をもって経験しているため、患者さんの訴えは自分のことのように理解できます。
頭痛が起きるタイミングや症状は人それぞれで異なり、発作の間隔も1か月に1,2度の人もいれば、1年に1度という人もいます。ちなみに私は、ピーク時に1週間に2回の片頭痛に苦しみました。痛みは数時間から3日ほどで治まり、発作が通り過ぎれば、まるで何事もなかったかのように症状は消えます。

片頭痛はどうして起こるのですか?

片頭痛には体質が大きく関係しており、ストレス、ホルモンバランス、季節の変化などが引き金となって頭痛が起きます。片頭痛になりやすい体質というのは遺伝しやすいと考えられ、母親が片頭痛だと子どもも片頭痛になってしまうケースが多いですね。
片頭痛は体質的なもので起こるので、残念ながら完治が難しい病気です。ただ、片頭痛を理解して上手に付き合えば、片頭痛で苦しまない生活を送ることができます。

どんな時に頭痛は起こるのですか?

片頭痛の発作はストレスやプレッシャーが引き金になることが多いのですが、実はストレスがかかっている最中というのは、頭痛はほとんど起こらないのです。片頭痛が起こるのは、ストレスから解放された後。緊張がほぐれて気持ちがリラックスした時に起こりやすいのです。
たとえば、「今朝はなんて気持ちの良い朝だろう!」と、カーテンを開けた瞬間にズキンズキン。「旅先で気分もリフレッシュ!」と思ったらドクンドクン。会社で大事な発表をした後、学生であれば試験が終わった後、そんな時に片頭痛はやってきます。
また、ホルモンバランスも関係しているため、生理の前後に片頭痛が起こる方が多いですね。片頭痛は男性よりも女性に多く、女性7:男性3ぐらいの割合です。20〜40代が多く、更年期を過ぎると減少傾向にあります。

頭痛が起こっている間、脳はどうなっているの?!

痛いのは実は脳の膜で、脳そのものが痛みを感じているわけではありません。片頭痛の痛みの原因は、脳を包んでいる硬膜の血管が拡張するからだと考えられています。硬膜には敏感な神経がたくさん通っています。緊張したり、ストレスがかかっている時は、血管は収縮していますが、緊張がほぐれてストレスから解放されると血管が開き、そのため硬膜の神経が刺激されて片頭痛として痛みが起こります。ですから、片頭痛はリラックスした時の方が起こりやすいんです。
片頭痛は脳に何か病気があって起こるものではありません。また、「片頭痛になりやすい体質」なだけであって、脳の病気にかかりやすい体質というわけではありませんので安心してください。ただ、長期に渡って頭痛の症状が治まらない場合は、脳梗塞、脳腫瘍、くも膜下出血などが原因で起こる「器質的頭痛」の可能性もあります。こちらは放置しておくと意識障害や運動麻痺などの症状が加わり、最悪の場合は生命への危険が及びますので、心当たりのある方は早めに専門医に相談してください。

片頭痛で苦しまないためには?

片頭痛の症状が出る前兆で、「閃輝暗点(せんきあんてん)」というのがあります。僕も見たことがありますが、視野にチカチカした光が現れ、それが20分以上続いた後に片頭痛が起こります。片頭痛をもっている人の20%にこの前兆があると言われています。また、前兆は感じられなくても、経験上、自分の片頭痛の特徴や周期を把握している方も多いのではないでしょうか。
片頭痛はいつやってくるか予測がつきまません。ですが、「片頭痛が来そうだな」と予兆を感じた時に、タイミングよくお薬を服用することで、片頭痛のコントロールが可能となります。
ただ、頭痛薬は飲んですぐには効きません。効果が現われるのは、20分ほど経ってから。痛くなってからお薬を飲むのでは遅いのです。それに、強烈な痛みと吐き気に襲われている時に、お薬なんて飲めないですよね。患者さんには「空振りでもいいですから、違和感を感じたらお薬を飲んでください」とアドバイスしています。頭痛薬の効果は、強いかどうかよりも、飲むタイミングで違いが出るのです。
片頭痛の方は、常に頭痛薬を携帯しておくこと。頭痛の発作が起きる前にお薬が飲めるように、できるだけ自分の片頭痛のパターンを把握して、片頭痛を上手にコントロールするようにしましょう。

子どもでも片頭痛は起きますか?

子どもが「頭が痛い」って言っていたら、親は不安になりますよね。私も、小学生の頃から頭痛の症状があり、「頭が痛い」とよく言っていました。両親は「小学生が頭痛なんておかしい」と心配して、精神科に連れて行ったり、脳波の検査もしましたが理由は分からず。今ほど片頭痛の概念もありませんから、診断はつかないし、もらったお薬も効かない。体質が問題と言われただけでした。
片頭痛の人は、小さい頃から片頭痛と付き合ってきた方が多く、片頭痛を訴えるお子さんは、小学校高学年から徐々に増えていきます。小学校高学年であれば体重的に効果のある頭痛薬を飲むことができますので、薬で上手にコントロールして、片頭痛の苦しみを和らげてあげることは可能です。
お子さんが頭痛の症状を訴えていたら、片頭痛の可能性が高いので、一度医師に相談してみてください。

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「たぶん片頭痛だろう」その自己判断は禁物?!

患者さんの中には、自分は片頭痛なのだと思い込んで診察に来られる方がいらっしゃいます。でも、よくよく話を伺うと、緊張している時にも頭痛があり、ほぼ毎日薬を飲んでいるが一向に症状が改善されない…、という方も。
これは、片頭痛ではありません。「緊張型頭痛」といって、肩こりやストレス、睡眠不足が原因で起きる頭痛です。実は、慢性頭痛の中で最もポピュラーなのがこの緊張型頭痛。片頭痛と同じで、そのまま放置しても自然に軽快が期待できる「機能性頭痛」の1つです。緊張型頭痛は運動やストレッチをしてコリをほぐしたり、気分転換をすることで改善されます。お薬は症状を抑えるものよりも、肩こりを治すものが処方されます。
頭痛は症状にあったお薬を使わないと効果はなく、コントロールすることはできません。片頭痛だと思っていたのが実は緊張型頭痛であったり、中には、片頭痛と緊張型頭痛が併合していることもありますので、自己判断はせずに医師による正しい診断を受けてください。

最後に「広島ドクターズ」の読者にアドバイスをお願いします

片頭痛は死に関わる危険性はないのですが、やはり痛いですから、きちんと治療を受けて、日常生活に支障が出ないように上手にコントロールしていかないといけません。体質的な要因が大きく、片頭痛そのものをゼロにすることはできないのですが、今ではいいお薬がたくさんあります。きちんと診断してもらい、症状にあったお薬を処方してもらいましょう。患者さんが毎日ハッピーに暮らせるように、自分の経験を生かしながら、今後も片頭痛で苦しむ方を1人でも多く救っていきたいと思っています。
最後に、これからはジャンクフードを食べて育った世代が40代、50代に差しかかります。魚を食べて育った世代でも心筋梗塞や脳梗塞になってしまうのですから、今後はさらに増えるのではないかと懸念しています。
どうかご自身の健康のためにも、検査を受ける習慣をつけ、動脈硬化の危険性など、自分の体のことをもっと知って頂きたいですね。自己予防することが、病気にならないための第一歩です。

医師のプロフィール

山村邦夫先生

●関西医科大学卒業
●京都大学医学部付属病院 脳神経外科入局
●京都市立病院 脳神経外科
●京都大学医学部付属病院 脳神経外科
●同大学大学院
●翠清会梶川病院 副院長

‐所属学会・資格‐

・医学博士
・脳神経外科専門医
・日本脳神経外科学会
・日本脳神経外科コングレス
・日本脳卒中の外科学会
・日本脳腫瘍病理学会

 

 
 

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