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定期検診とメンテナンスで歯磨きでは落としきれない汚れを除去して、虫歯・歯周病チェック。口腔癌の早期発見や知覚過敏・顎関節症・舌苔もケア【旭橋歯科クリニック 院長 田中亮三先生】|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年5月10日時点の情報です)

田中亮三 先生(歯科)

「もっと歯を大切にすればよかった」と後悔しないための定期検診・メンテナンス

 
旭橋歯科クリニック
【住所】広島市西区南観音町21-3 エステート南観音町2F
【TEL】 082-233-0118 
定期検診とメンテナンスで歯磨きでは落としきれない汚れを除去して、虫歯・歯周病チェック。口腔癌の早期発見や知覚過敏・顎関節症・舌苔もケア|旭橋歯科クリニック|田中亮三 先生
患者様の立場に立った「自分の歯ならこうしてほしい」を基本理念に1人ひとりに合った最善の治療を行う田中院長
 
「予防は大切だけど、痛くない時にまで通っていたら、歯科に行く回数が増えて困る!」という方。それは逆です。痛くなる前に歯科に行く「定期検診」と「メンテナンス」を習慣づければ、虫歯や歯周病を進行させることなく、常にいい状態で物が噛めて、歯を長持ちさせることができ、結果的に通院回数や治療費の負担を減らすことにつながるんです。
今回のレポートは「旭橋歯科クリニック」の院長、田中亮三先生に、歯科の定期検診とメンテナンスの重要性について伺いました。天然の歯はもちろん、治療済みの歯をいかに大切に守っていくかについても、アドバイスを頂きましたよ。
歯科とタッグを組んで、虫歯や歯周病に対して主導権を握れば、自分の得になることがいっぱい。田中先生のレポートを読めば、予防歯科への関心が湧いてくるはずです。



痛い歯がないのに歯科に行くことに抵抗があるのですが…

「今日で治療は終わりです」と言われたら、「良かった、これでもう歯医者さんに通わなくて済む」とホッとしますよね。今後は歯医者さんの世話にならないように、きちんと歯磨きをして虫歯を作らないようにしようと思うのではないでしょうか? 
痛い歯や気になる症状がなければ歯科へは足が向かないものですが、「悪くなってから歯科に行く」というこの順番では、いずれは歯を失ってしまう結果につながってしまいます。
歯は治療する度にどんどん削られ小さくなっていきます。若い頃は詰め物で済んだ治療も虫歯の再発で治療の度に歯が削られていけば、そのうち詰め物では対処できなくなって被せ物が必要になります。さらに治療を繰り返し歯が削られていくと、次第に残った歯を土台にした治療ができなくなります。そうなると、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの治療が必要になり、治療にかかる時間やお金も当然増えてきますし、何より自分の歯で食事を美味しく食べることができなくなってしまいます。そこで初めて歯を失ったことを実感し、「もっと歯を大事にしていればよかった」と多くの方が思うのです。
では、歯を失う流れを食い止めるためには、どうしたら良いでしょうか? 
それは、歯科に行くサイクルを変えることです。治療のために歯科に行くのではなく、歯が悪くなる前に先回りして定期検診とメンテナンスのために歯科に行くというふうに、順番を逆にすればいいのです。これを意識的に続けていけば、今後の治療の負担を軽減し、将来かなりの確率で自分の歯を残すことができます。

歯磨きを頑張るだけでは虫歯は防げないのでしょうか?

たとえば車を長く安全に乗り続けるためには、日々の自己点検はもちろんですが、プロの整備士の目による定期点検は欠かせません。歯も車と同じで、毎日の歯磨きは基本ですが、セルフケアだけでは不十分な場合があります。
歯と歯の隙間や奥歯は歯ブラシが届きにくいため、細菌の棲みかになりやすく、自分ではしっかり磨いていると思っても、セルフケアだけでは虫歯になってしまうことが多いんですね。正しく歯が磨けているかどうか、歯科医師や歯科衛生士のチェックを受け、落としきれていない汚れや歯石は歯科のクリーニングで除去していけば、効果的な虫歯予防を行うことができます。
また、初期の虫歯というのは、黒くなっていなければ痛みも感じません。歯周病も同じで、自覚症状が現われた時はかなり進行しており、自分ではなかなか気づきにくいものです。定期検診では28本すべての歯を隈なくチェックして、虫歯や歯周病になっていないか確認していき、自覚症状が出る前の初期の段階で対策を打っていきます。
虫歯と歯周病の予防が中心となりますが、噛み合せの状態や、歯茎にはれや出血がないか、舌に異常がないか、粘膜の疾患はないか、定期検診ではそういったものも同時に診ていきます。

歯だけでなくお口の中全体を診るのですね。

実際にあったケースでは、「口腔白板症」という癌の兆候が見つかり、すぐに提携先の大学病院で処置を受けた方もいらっしゃいました。自覚症状がなく、白いできものができるだけなので単なる口内炎だと見過ごされがちですが、歯科検診によって口腔癌が発見されることが稀にあります。
また、舌の表面に白い苔が生えたような状態になるものを「舌苔(ぜったい)」というのですが、口臭の原因とも考えられています。これは舌に汚れが付着して起こるもので、検診では舌の健康に対するアドバイスも行っていきます。
他にも花粉症や副鼻腔炎といった耳鼻科との連携が必要になってくる口腔内の症状、女性の方に多い「知覚過敏」や「顎関節症」、高齢の方では唾液の量が減ってきて口が渇きやすい、口内炎が治りにくいといった様々な症状に対応し、口腔内の健康管理を行っていきます。
歯科の定期検診を受けるメリットは、虫歯予防に限られたものではないんですよ。

治療済みの歯はどのように守っていけば良いのでしょうか?

治療した歯は天然の歯に比べて弱く、二次的な虫歯や歯周病になりやすくなっています。車でもタイヤがすり減れば交換しますよね。歯も一緒で治療材料の老朽化を防ぐために、詰め物や被せ物を取り替えるなど、メンテナンスを行っていく必要があります。
中でも気を付けて頂きたいのはプラスチックの被せ物です。金属より見た目が自然なうえ保険が適応されるため、プラスチックを希望される方が増えましたが、このプラスチックが曲者なんです。耐久性が低いので欠けたり割れたりしやすく、3年も経つと黄ばんできます。プラスチックですから長期間使い続けるとすり減ってきて、被せ物や詰め物が薄くなっていることに気付かないことが多いんですね。検診でも、底が見えそうなほどすり減って、いつ取れてもおかしくない状態の方を度々お見かけします。

では、金属の素材であれば永久的に使えますか?

金属であればすり減る心配はないため半永久的に使えます、と言いたいところですが、接着に使われたセメントには寿命があります。セメントは唾液に長年さらされると溶け出す性質があり、被せ物や詰め物と歯の間に隙間ができてしまい、噛み合せが合わなくなったり、外れてしまうことがあります。また、隙間から細菌が入り込んでしまうと、歯の根元から虫歯になってしまうことも。特に過去の治療で神経を抜いた歯だと虫歯の再発に気付きにくく、大きな虫歯に進行するまで虫歯に気付かないケースもあります。
治療した歯が多い方は、虫歯を再発させないように、また常にいい状態で噛めるように、メンテナンスをしていく意識を高めてもらえたらと思います。

ちゃんと定期検診を受けていれば、自分の歯が残せますか?

定期的に健診に来られるのは50代、60代の方が多いですね。若い方だと仕事が忙しくてなかなか通えないことも多いですが、最近は若い方にも予防歯科の意識が高まってきたように思います。40代よりも20代、30代の方が、意外と多いのではないでしょうか。
当院にも、5年10年と熱心に定期検診を受けて下さる患者さんがたくさんおられますが、中には体調やご家庭の事情で中断されてしまう場合もあります。定期検診に来られていた時は、せっかくいい状態で歯の健康が保たれていたのが、何年かブランクがあって久しぶりにお口の中を見せて頂いたら歯がボロボロになっていて、悔しい思いをしたこともありますね。
定期検診を続けている方とそうでない方とでは、年を取ってから明らかに違いが出てきます。健康な方でも2,3カ月に1度は、歯科に足を運んで頂くのが理想ですが、皆さんやはりお忙しいでしょうから、せめて1年に1回は悪くなっているところがないか歯科で確かめてもらえたらと思い、当院では患者さんのお誕生日の月に定期検診を呼びかけるハガキを送っています。

定期検診とメンテナンスで歯磨きでは落としきれない汚れを除去して、虫歯・歯周病チェック。口腔癌の早期発見や知覚過敏・顎関節症・舌苔もケア|旭橋歯科クリニック|田中亮三 先生
清潔に保たれた院内。インプラントやレーザー治療など、幅広い治療方法で対応してくれる
 

最後に「広島ドクターズ」読者にアドバイスをお願いします。

悪いところがなくても歯医者さんに来てくださいと、予防歯科のお話をしてきましたが、詰め物が取れたけど痛くないからそのままにしているという方や、歯茎が腫れてるけど市販のお薬で様子を見て歯科に行くのを先延ばしにしている方も実際は多いと思います。
詰め物が取れたまま放置してしまうと、神経にまで感染が及ぶ虫歯に進行することにもなりかねませんし、歯茎が腫れるのはそこにばい菌がいて炎症が起きているわけですから、歯周病を起こして歯を支えている組織が壊されていることも考えられます。重症化して慌てて歯科に駆けつける前に、早めに治療されることをおすすめします。
また、せっかく治療を開始しても、途中で通院を中断されてしまう方がおられます。型をとって作った詰め物は、2カ月を過ぎると合わなくなってしまいますから、忙しくてなかなか通院の時間が作れない方こそ、自宅や職場から気軽に通えて、自分と相性の合うかかりつけの歯医者さんを見つけて欲しいと思います。


医師のプロフィール

田中亮三先生

●日本大学松戸歯学部卒業
●広島大学歯学部 保存科入局
●島根県隠岐病院勤務

‐資格・所属学会‐
・IMS ホワイトニング インストラクター #1041
・SMI インプラント POI インプラント  AQB インプラント 認定
・O.A.M New Implant System 認定
・MDIミニインプラント 認定 #34-096
・日本口腔インプラント学会会員
・日本先進インプラント医療学会会員 #1012
・IAA 国際審美学会認定医 #07100405

 

 
 

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