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矯正によって歯並びを整えることは、見た目の美しさに加えて、バランスのとれた骨格形成や健康維持に大いに役立ちます。特に成長期のお子さんの場合は正常な発育のためにもとても大切なことなのです。素材や技術が日々進化していることもあり、歯と歯根、歯茎が健康であれば、何歳になっても矯正することが可能です。傾向としては、若い方の方が骨が再生するスピードが速いことから、矯正完了までの期間が短くなりますので、じっくりと考えて決断したらなるべく早めに矯正を始めましょう。|井藤矯正歯科|井藤一江 先生|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2015年8月12日時点の情報です)

井藤一江 先生(歯科)

健康やバランスの良い骨格形成と、整った歯並びは密接に関わっています。

 
井藤矯正歯科
【住所】広島市佐伯区五日市駅前2-11-12 エスパシオ201
【TEL】082-925-5566
 
矯正によって歯並びを整えることは、見た目の美しさに加えて、バランスのとれた骨格形成や健康維持に大いに役立ちます。特に成長期のお子さんの場合は正常な発育のためにもとても大切なことなのです。素材や技術が日々進化していることもあり、歯と歯根、歯茎が健康であれば、何歳になっても矯正することが可能です。傾向としては、若い方の方が骨が再生するスピードが速いことから、矯正完了までの期間が短くなりますので、じっくりと考えて決断したらなるべく早めに矯正を始めましょう。広島ドクターズ 矯正 小児矯正 大人の矯正 歯列矯正 むし歯予防 歯周病予防 咀嚼機能の改善 健康 正常な成長 健康維持 歯並び悪い 歯槽骨 歯茎の健康 矯正に支障 歯根 歯根が溶ける 歯根が短い あごの成長 上あご前突 叢生 鬼治療 挟治療 アレルギー性鼻炎 口呼吸 指しゃぶり 定期的な通院 正しい噛み合わせ 成長 井藤矯正歯科 広島 佐伯区五日市駅前 井藤一江 先生 
アニマルモチーフのドクターズウエアは子どもたちからも大人気。井藤 一江先生は、豊富な経験と高い技術で、全体のバランスを考え抜いた歯列矯正を行っている。
 
歯列矯正というと美しい口元を演出するためのものだと思っている人が多いのではないでしょうか。ところが実際は矯正することには見た目の良さを追及する以上に大切な目的があります。例えば歯並びが悪いとむし歯や歯周病の原因になります。また、噛み合わせが悪いと唾液がうまく分泌されずに栄養摂取に影響を及ぼします。
今回のレポートは、日本矯正歯科学会指導医であり、認定医でもある井藤矯正歯科の院長、井藤一江先生に、見た目だけではなく、矯正治療がいかに健康と密接に関わっているかについてお話いただきました。井藤先生は広島大学歯学部付属病院にて矯正科の講師として長く勤務なさった後に開業なさっています。

そもそも矯正治療はなぜ必要なのですか?

矯正によって歯並びを整えることで、人前で自分の笑顔に自信が持てるようになる、といったプラスの要素はご存じの通りです。
それ以外にもメリットは実はたくさんあって、むしろこちらの方がより大切だと私は考えています。
特に日々成長する子どもの場合、歯並びや噛み合わせが悪いとあごの骨が正常に成長せず歪みを生じることがあります。もちろんあごだけではありませんが、バランスのとれた骨格形成に、整った歯並びと噛み合わせはとても密接に関わっています。
矯正によって噛み合わせが整うと、むし歯や歯周病の予防はもちろん、咀嚼機能が改善されます。その結果、子どもの場合にはバランスのとれた成長を促しますし、大人の場合は健康維持の観点からもとても大切なことなのです。

矯正の本来の目的について詳しく教えてください。

例えば歯並びが悪いと食べ物が歯の間に詰まり易く、歯ブラシがうまく届かない場所ができてしまいます。歯ブラシが届かないと、磨き残しが発生して、むし歯や歯周病の原因になりますが、矯正することでこれを防ぐことができます。
また、食事を味わい、必要な栄養をしっかり摂取することと正常な噛み合わせ(咀嚼機能)は密接に関わっています。食物の消化吸収に唾液は不可欠ですが、唾液は正しい噛み合わせでしっかりと噛むことで分泌がよくなります。
また、入れ歯でイメージして欲しいのですが、入れ歯の装着時と未装着時では発音が変わります。同じように歯並びが良くないと発音が不明瞭になることがあるのです。
また、正しい歯並びでしっかりと噛むことができると集中力が高まり、結果的に運動能力の向上につながるといわれています。

何歳になっても矯正治療はできるのですか?

基本的に矯正は何歳になっても可能です。ただし厳密に言うと、歯と歯が生える骨(歯槽骨)や歯茎が健康であれば、という条件付きです。
またよくある質問ですが、むし歯であってもきちんと治療されていれば矯正に支障はありません。
ただちょっと最近気になることは、転んだ時に地面に手をつけないお子さんが増えていることです。手をつかず顔面から転んでしまい、額と前歯を強く打ってしまうのです。
この衝撃による歯根への影響は、矯正する際に支障がでる可能性があります。見た目はまったく問題なくても、レントゲンを撮ってみると歯根部分が短くなっていたり、ひびが入っていたりするのです。

どのような支障があるのですか?

ひびが入ったり折れたりした歯根は、身体によって異物として認識されてしまうことがあります。異物と判断すると、身体は身を守るために歯根を排除し始めるのです。
矯正治療を開始する場合、事前に必ずレントゲンを撮影しますが、前歯の歯根が短くなっていれば、前歯を強く打った経験があるかどうかを矯正歯科医は必ず確認します。その理由は、外傷などで歯根が短くなっている歯を矯正治療で動かすと、後々問題を発生する可能性が高いためです。
歯周病の場合にも、歯の周囲の骨が健康でないと問題を発生しやすくなるため、すぐに矯正治療を始めるのは難しくなります。
皆さんがよく気にされるむし歯は、きちんと治療していれば矯正に問題はありません。ただし、歯磨きが不十分だと矯正治療中に虫歯が増えるわけですから、しっかりと歯を磨くことはとても大切です。

矯正の基本的なしくみを教えてください。

矯正する場合、まず歯を移動させたい方向へ力を加えていきます。すると骨が溶けて、歯を移動させることができるようになるのです。移動した後には骨ができます。負荷を加えて骨を溶かし、歯が移動して骨ができる・・・ということを繰り返しながら目標の位置に歯を移動させていきます。
これは骨折した骨が治癒する原理と同様で、骨は吸収と形成を繰り返します。そのスピードは成長中の子どもの場合は大人に比べて格段に速いと言えます。ですから、子どもの身長が伸びている時期に矯正すれば歯の移動が速く、年齢が上がって身長が伸びなくなるにしたがって骨の再生スピードが遅くなるため、歯を動かしにくくなるといえます。

矯正治療は時代と共にどのように変化していますか?

以前、日本人には反対咬合が多く見られました。その理由としてむし歯が多かったために、習慣的に下あごを前に出して噛んでいたことが挙げられています。同じ時期、欧米人には上顎前突(じょうがくぜんとつ)や叢生(そうせい)が多かったのです。
現代の子どもはむし歯が非常に少なくなっており、日本人の反対咬合の割合は少なくなりました。欧米人と同様、上顎前突と叢生が多くなっています。
日本の矯正治療は昔から細々と行われていましたが、一般的になってきたのはやはり大学に歯学部が沢山できてからだと思います。
矯正治療が盛んに行われるようになると、矯正歯科医は治療経験が豊富になり、一方で患者さんは目立たない装置を希望されるようになりました。今では材料の進歩もあり、以前に比べると比較的目立たない装置、患者さんの協力を必要としないテクニックなど、矯正に関する考え方や技術は日々変化し、進歩し続けています。

矯正にはⅠ期治療とⅡ期治療があるそうですね。

永久歯が生えそろう年齢を境にしてⅠ期とⅡ期に分ける事ができます。
Ⅰ期治療は一般的に小学生の間で、歯が乳歯から永久歯に生え変わり、身体もどんどん成長している時期に行います。この時期の矯正目標は適切な成長環境を整え、できるだけ正しく噛むことができるようにすることです。
最近アレルギー性鼻炎の方が増え、口呼吸をしているために使われない鼻腔周りが十分に成長していない方が多く見られます。実は鼻の周りとは上あごのことで、口呼吸をしていると上あごの幅があまり成長せず、そのため歯が生えるスペースが小さくなって歯が凸凹になったり、上の前歯が前に出てきたりします。
そこで私は、信頼を寄せている耳鼻科の先生と連携して、鼻で呼吸できるよう治療をお勧めしています。
また、Ⅰ期治療中は矯正治療に適応する方向に骨や筋肉が成長する可能性があるため、永久歯の抜歯は基本的に行いません。
次にⅡ期治療は、永久歯が生えそろった12歳くらい以降に始める治療で、あごの大きさではなく、歯の生える位置だけが問題の場合の治療です。この治療は、歯と歯の周りの骨や歯茎が健康であれば、何歳になっても行えます。

カウンセリングはどのように進めますか?

歯やあごの状態にもよりますが、矯正治療は数年の長期にわたるのが一般的です。通院は1か月に1回程度で、矯正器具がきちんと作用しているかどうか、口の中の健康が保たれているかどうかを確認しながら進めて行きます。いずれにしても煩わしいことに変わりはありませんから、ご本人が納得した上で治療に入ることがとても大切だと考えています。
とはいえ、Ⅰ期治療をする幼い子どもさんでは理解が難しいですし、歯並びに関係する問題点の中には子どもさんに知らせない方がよい事もありますから、基本的に治療方針や料金は、親御さんだけに説明します。
Ⅱ期治療の説明をする場合は、中学生以上の子どもさんですからご本人に説明することが必要です。しかし、金銭的な問題もあるでしょうから、当院ではまず親御さんだけに説明し、親御さんが治療させたいと思われたら、そこではじめて次回にご本人にきちんと説明するようにしています。

相談したら必ず矯正しなくてはいけませんか?

もちろんそんなことはありません。矯正治療は高額ですし、治療期間も長くなりますから、きちんとした説明を受け、じっくりと家で考え、納得できるようなら始めたらいいと思っています。特に中学生以降の場合は、仮に親御さんや私が無理強いしても決して長く続きませんから。説明だけはきちんとさせていただきますが、最後はご本人に選んでいただくようにしています。
特にⅡ期治療については、もしその時点で必要性を感じられなかったとしても、その後治療を受けたいと思われた時期に治療を受けることができます。患者さんの中には、ご自分で働くようになってから矯正する方もいらっしゃいます。

JR五日市駅から徒歩3分。土日診療も行い、地域の方々の生活に寄り添った矯正歯科としておなじみ。

子どもが指しゃぶりをやめられない……と悩む親御さんもいらっしゃいますが?

確かに指しゃぶりは上の前歯を押し出したり(上顎前突:じょうがくぜんとつ)、前歯で物が噛みにくくなる(開咬:かいこう)など、歯並びに大きく影響すると考えられますから、親御さんの気持ちもよくわかります。
まず、幼児の指しゃぶりは心配ありません。一般的には幼稚園に入ると社会性が芽生えて自然にしなくなるようです。5歳すぎても続くようであれば、なぜ指しゃぶりをしているのかその原因をみつけることが必要だと言われています。問題を解決すれば指しゃぶりはやめられるはずです。
あるいは、原因がはっきりし、子ども自身も頭ではわかっているのに、それでもやめられない、という場合。この場合は無理にやめさせるとそれがかえってストレスとなり、精神的な歪みを生じる可能性があります。心の歪みは一生続くかもしれません。
歯並びが悪くなるのはご心配だと思いますが、極論を言えば、歯並びは将来矯正治療で治すことができます。子どもの一生において心が健康であることを最優先に考えるのなら、歯並びに多少の影響が出てもそれはいずれ矯正治療で治せると割り切って、「指しゃぶりをやめさせること」ではなく「指しゃぶりをしなくてもよい心理状態」になるよう温かく見守ってあげるのが良いのではないでしょうか。

最短で治療を終わらせたいなら、どんな心掛けが必要ですか?

最近はお子さんが塾やクラブ活動などで、本当に忙しいそうです。そのため、当院に来られる患者さんの治療期間は、以前に比べて長くなる傾向にあります。
基本的には1ヶ月に1回の割合で通院していただくのですが、急な用事でキャンセルされると、他の方の予約がすでに入っていてすぐに予約が入れられない、ということがよくあります。
できるだけ予約した通り定期的に通院していただく、それがゴールへの1番の近道になると思います。
矯正治療のお付き合いは長期にわたります。お互いの信頼関係を少しずつ築き上げて、なんでも質問してもらえる歯科医院であり続けたいと思っています。

支払方法や矯正するタイミングについてアドバイスいただけますか?

当院の場合、クレジットカードはご利用いただけませんが、分割払いには対応します。経済的な負担についての相談は遠慮なくしていただけたらと思っています。数年に渡る長い付き合いになりますから信頼関係はとても大切です。料金まできちんと聞いて、しっかりと考えましょう。
症状によっては健康保険でできる矯正治療もあります。また、高校を卒業するまでは医療費控除が受けられますから、ぜひ利用していただきたいと思います。
歯列矯正が健康のためにどれだけ意味があるのかをしっかり考えていただき、決断したらなるべく早めに矯正することをお勧めします。

医師のプロフィール

井藤一江先生

●昭和48年 九州大学歯学部卒業  
●広島大学歯学部付属病院矯正科講師を経て
●平成10年 井藤矯正歯科開設


‐資格・所属学会‐
・歯学博士
・日本矯正歯科学会指導医・認定医
・自立支援指定医療機関
・顎口腔機能診断施設

 

 
 

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