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いつもの自己流歯磨きには必ず磨き残しが…!「正しい磨き方」と「定期的なクリーニング」のWケアで虫歯や歯周病を寄せ付けない健康的な口内環境を保ちましょう。|医療法人 大原駅前歯科|湯浅賢一 先生|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2015年9月3日時点の情報です)

湯浅賢一 先生(歯科)

心地よい定期ケアと正しい磨き方で大切な歯を守りましょう

 
医療法人 大原駅前歯科
【住所】広島県広島市安佐南区伴東7-59-1 大原ビル3F
【TEL】 082-849-0305 

いつもの自己流歯磨きには必ず磨き残しが…!「正しい磨き方」と「定期的なクリーニング」のWケアで虫歯や歯周病を寄せ付けない健康的な口内環境を保ちましょう。|大原駅前歯科|湯浅賢一 先生
ご自身が幼少時に歯医者嫌いだった経験から、今でも患者さんに恐怖心を与えず
安心してもらえる診療を常に心がけていらっしゃる湯浅院長
 
毎日の歯磨き。しっかり磨いているつもりでも必ず磨き残しが…。また、電動歯ブラシも正しく使わないと歯が摩耗したり歯茎が痩せてしまいます。
今回は、安佐南区伴東(大原駅前)の「医療法人 大原駅前歯科」湯浅賢一院長に、家庭でのブラッシングと歯科医院でのクリーニングについてお伺いしました。
虫歯や歯周病を予防するには「正しい磨き方」と「定期的なクリーニング」のWケアが重要です。
クリーニングの心地よさとツルツルの歯を知れば、きっと定期ケアが楽しみになるはず。
子どものうちからしっかりケアする事はもちろん、虫歯や歯周病の経験者も年齢を問わず「気付いた時がスタート」です。治療だけでなく予防ケアの場所として歯科医院を活用し、健康な自分の歯を1本でも多く持ちましょう。

毎日の歯磨きで虫歯や歯周病を防ぎたい…。どんな事に気をつけたらいいですか?

歯磨きの仕方をしっかり基礎から教えてもらう事は意外にないですよね。
歯医者に来る方は「歯磨きはしている」と皆さんおっしゃるんですね。でも虫歯になる。
歯磨きがちゃんとできていれば基本的には虫歯にならないと思うのですが、「磨いている」と「磨けている」は全然違います。
自分の歯を取り外して全体を自分の目で見ながら磨けば誰でも綺麗に磨けると思うんですけど、毎日の歯磨きは「感覚」になるので時間とトレーニングが必要だと思います。
大体患者さんはどこか1ヶ所悪くなって歯医者さんに来られますが、実際は磨けていない場所が誰でも何ヶ所かあります。そこから何ヶ所も悪くなってきて、何回も通院するようになってしまう方が多いので、そうなる前に定期健診を間に入れて、自分の磨き方が合っているのか、そして磨けていない所があれば早めにそれを取っていく事が大事です。
歯科医院で1回綺麗にしても食事をすれば汚れはすぐ溜まりますから、その後のケアが9割位占めていると思うんですよ。

しっかり歯を磨いているつもりでも磨けていないんですね。

ある程度自分で磨けるようになるまで、最初は月1回でもいいし2〜3ヶ月に1回でもいいんですけど定期的に来てもらって、どこを磨いてどういう風になっているかを感覚で覚えて磨いてもらわないと、汚れに関しては意味がないかなと思うんです。
僕らでも自分の感覚で100%磨ききれるかというとそうでもなくて、歯石は少しずつ溜まりますし取ってもらったりします。
完全に磨ききるというのは無理だと思ってもらって、取りきれない汚れは定期的に歯医者で取る、と。歯科医というプロフェッショナルなクリーニングと、自分でお家で磨くレベルをできるだけ上げてもらう、その2つで予防できればいいなと思います。

電動歯ブラシは普通の歯ブラシより綺麗に磨けますか?

几帳面な人は結構電動歯ブラシを使われていますが、磨き方と当て方が大事です。電動歯ブラシはとてもパワーが強いので結構歯が削れるんですよ。電動歯ブラシでの歯磨きは大体2分位でやらないといけないといわれているのですが、2分で全部綺麗に磨くというのはすごく難しいので、皆さん多分2分で終わっていないと思います。電動歯ブラシを使っている患者さんは歯の根っこが出てきて、えぐれている方も多いんですよ。電動歯ブラシは専用の歯磨き粉を使わないといけないし、回数や時間をよく考えずにガンガンやっていると歯が傷んでしまうんです。電動歯ブラシのパワーに負けて歯茎が痩せて、歯茎の上のエナメル質がちびていってしまって。
そういう方には「週2回までにしましょうね」などとアドバイスするのですが、やっぱりその人に合ったやり方でアドバイスを受けながらやっていくのがいいと思いますね。

人によって、適した方法や磨き方が異なるのですね?

ある程度綺麗に磨くためには自分のお口の中の状態をよく知っておかないといけません。歯の強さや唾液の強さは人によって違いますから。
患者さんに客観的に分かりやすくするために唾液の検査をしたり歯の型を調べたりする事はあるんですけど、歯科医師として何ヶ月ごとのクリーニングがベストかな、というのは分かります。

唾液の検査とはどのようなものですか?

口の中の細菌の数と、細菌や歯を溶かす酸がきた時にそれをどれくらいで中和できるかという能力を調べる検査があるんですよ。この検査は保険が効かないので病院によって3000〜5000円くらいかかりますが、そういうのを調べて自分の状態をよく知るというのもできますよね。

歯の強さや唾液の能力は遺伝的なものですか?

ほぼ遺伝です。生まれ持って歯が強い人もいるんですよ。歯科医院に行った事もないし歯石も取った事がないけど全部歯が残っているおじいちゃんおばあちゃんもいるんです。歯石自体はカルシウムの塊なので別にそれが悪いわけではなく、そこに細菌が付着しやすくて、そこで細菌が悪さをするという事がよくないので、リスクによってケアの仕方はだいぶ違うと思います。
歯が弱いか口の中の菌がすごく強いかのどっちかだと思うんですけど、僕らがパッと見て綺麗に磨けているなと思うのにどんどん虫歯になってしまう方もいるんですよ。
でもそれは稀なケースなので、ほとんどの方は定期的に、長くて3〜4ヶ月に1回くらいは美容院や散髪に行く位の気持ちで歯科医院に行って、お口のお掃除、予防ケアをやっておく事でしか、自分の歯は守れないですよね。

美容院や散髪へ行く感覚なら無理なく通えそうですね。

本当にメンテナンスは気持ちいいんですよ。細かいブラシで歯と歯茎の間の隙間(歯周ポケットの中)を綺麗にしたり超音波の機械で洗浄していくと、とてもお口の中が爽やかになります。別段痛くもなく、寝ながら治療を受ける患者さんも結構いる位なので、その気持ちよさを分かってもらえたら…と思います。
歯科衛生士の方も最近は予防に関してすごく勉強していて、歯の表面をやわらかいゴムのような機械のブラシで歯の表面をツルツルに磨いて歯石が付きにくくするようなPMTCという予防のケアをやっている歯科医院も多いと思うので、そういうのを受けられると歯科医院の見方が変わるんじゃないかなと思います。
歯石のないつるつるした歯の舌触りを覚えてもらうと、汚くなった時に「嫌だな、気持ち悪いな」と思ってもらって習慣づくと思うんですよね。
患者さんに治療の途中で「どうしてこういう風になったのか」「どうすれば今後こういう風にならないですよ」という説明をして、できるだけ治療の合間にお口のお掃除をちょっと交えて「定期健診というのもあるんです」という事を伝えてあげると「痛くなくても歯医者に来ていいんだね」と言われる事も多いんですよ。「すごく気持ちよくなってサッパリしたからまたしてね」と言ってもらえると次につながるんですよね。
ヨーロッパやアメリカは定期的にケアを受けないと保険がおりないようになっているので虫歯や歯周病がとても少なく、歳をとっても入れ歯になっている方はほとんどいないんです。先進国でこれだけ歯医者があるのに定期健診、口腔ケア、予防を受ける場として歯科医院がうまく機能していないのは日本と中国くらいじゃないかと思うんですけど、その責任は歯科医師にあると思うので、頑張って地域の方に伝えさせてもらって、少し改善できればいいなと思いますね。

お子さんも定期健診を受けた方がよいのでしょうか?

お子さんも一緒ですね。生え変わりの時期は歯並びのチェックも大事ですし、生えたての歯というのは成熟しておらず結構やわらかいので、すぐ虫歯になってしまうんです。だから、生え変わりが終わる位までは結構大事です。
中学生位になると少し虫歯が減りますが、高校生・大学生位からまた虫歯ができてきます。小さい頃は親が一生懸命磨いてあげていると思いますが、小学校高学年位から本人に任せると思います。親の手を離れたらそこで任せっきりにするのではなく、定期健診をぜひ子どもさんに勧めてもらったらと思います。

親の仕上げ磨きはどれくらいの時期までしてあげるべきですか?

小学3〜4年くらいまではした方がいいと思います。
「子どもが磨かない」とかよく言いますけど、やっぱり子どもだけでは磨けないので、親が磨いてあげないといけないと思いますね。

いつもの自己流歯磨きには必ず磨き残しが…!「正しい磨き方」と「定期的なクリーニング」のWケアで虫歯や歯周病を寄せ付けない健康的な口内環境を保ちましょう。|大原駅前歯科|湯浅賢一 先生
アストラムライン大原駅からすぐ近く。院内は落ち着いた雰囲気で清潔に保たれている。
 

既に歯周病になってしまった方のクリーニングについてはどうでしょうか?

歯周病になってくると歯と歯茎の間に歯周ポケットという隙間ができるのですが、その溝の中に毎日の磨き残しが少しずつ入っていって、そこで細菌が増殖していくんです。歯周病の菌は酸素が嫌いなのでポケットの奥へ行きたがるんですね。でも歯ブラシで頑張って磨ける限界というのは、歯磨きの上手い人でも歯周ポケットの大体2ミリ位までなんです。そこまでだと普通に歯石を取ってお家で頑張れば治る範囲なのですが、ポケットが4〜5ミリあったら、もうその中はいくら頑張っても磨けません。中に汚れが残っているのに自分で一生懸命磨きすぎると歯茎が割れてしまうので、4ミリ以上ポケットがあったらその中は歯科医院で歯石を取らないと治りません。ポケットの中に溜まっている汚れは麻酔して歯科医師と歯科衛生士が刃のついたものでガリガリやらないと絶対取れないので。

それはちょっと怖そう…。歯周ポケットが4〜5ミリになる前に食い止めたいですね。

悪い事に歯周病の初期症状はあんまり痛くないんです。腫れる事もありますが、ポケットが深くなっても歯がグラグラするまではなかなか気づかない。歯がグラグラし始めると、もう歯周病の末期に近いんですよね。定期的に管理していかないとなかなか治らないし、「治療したらもう一生歯周病になりませんよ」というものではないので、治してもまた再発してしまうんです。
歯科医院にできるのは歯周ポケットの中の汚れや歯周ポケット自体を取り除く事によって歯周ポケットが少ない状態に戻すところまでです。1回溶けた骨は特別な治療をしないと戻らないし、細菌すべてを取り除く事はできないので、細菌が感染したり潜む場所を取り除いて、細菌が潜みにくい環境に戻してあげて、自分で歯磨きすれば良い状態がキープできる状態まで戻せるようにするのが大事ですよね。
自費の治療で骨を再生する薬を使ったり外科的な治療で骨を治す事はできますし、天然の歯の代わりにインプラントを入れて補う事はできますが、やっぱりそうなる前に発見させてもらって歯周病の治療を受けてもらって、その後予防のメンテナンスでケアしていくのが1番理想的ですね。

歯周病に気を付けるべき、年齢的な目安はありますか?

一般的に30代の8割が歯周病と言われています。定義はいろいろあると思いますが、40代後半からは気をつけておかないと歯周病は一気に悪くなっていくと思うんです。
日本人の平均で歯が残っている数は大体80歳で3〜4本と言われているので、例えば60歳から年に歯が1本ずつなくなっていくわけです。大雑把にいうと歯周病のポケットの進行は急性じゃなければ年に0.5ミリ位です。歯の根っこは大体15ミリ位あるので、歯がグラグラし始めるのは大体10ミリ位骨が溶けた時です。
それまでは「疲れた時に歯が浮くな」「歯茎が腫れた感じがするな」という事はあっても、ほとんどは無症状で10ミリ(1センチ)ずつ位、どんどん骨が溶けていく。そうやって20年位かけて溶けていきます。40代半ば位から歯周病が本格的に開始して、60歳位から年に1本ずつ歯がなくなっていって、80歳の時に3本か4本というのが日本の現状なので、40代位から意識しておくと、歳をとったときに入れ歯にならなくて済むかなと思います。

早期発見、早期治療が大事なのですね。

そうですね。理想的には歯周病になる前にケアを始めて歯周病にならないようにするのが大事ですが、そういう年代の方だけではないと思うので、気付いた時がスタートのチャンスです。今、定期健診をしていない方は1度しっかり歯科医院で検査してもらって歯周病がないか、まず現状把握をする事が大事だと思います。虫歯にしても、穴がぽっこり開いて患者さんが気付いた頃には神経を取ったりしないといけない大がかりな治療になる事が多いので、最近歯医者に行ってないなという方はぜひお口の状態をチェックしてもらった方がいいと思います。

虫歯の治療も大がかりになると怖いです…。

歯は1回削って銀歯になると、そのうち必ず次の治療がやってくるんですよ。
患者さんは1回削って何か詰めたらもうそれで治ったと思うんですけど、家や車と一緒で消耗して劣化してしまうんですよね。詰め物を詰めても接着剤が劣化するし、樹脂の詰め物も樹脂が劣化していくので何年かしたら必ず治療が必要になるんです。いろんなデータがありますが日本の平均では1回治療したら大体7年位。健康な歯を削って詰めた時がそれ位で、またやりかえて削って詰めるとその間隔はだんだん短くなります。だから銀歯が10本あったら間違いなくまた治すために10回歯医者さんに行かないといけないんですよ。そんな事をしていたらどんどん歯も悪くなるし、小さい詰め物が大きい被せになって、大きい被せを入れると残っている歯が薄くなるので噛む力に負けて歯が割れて、今度はブリッジで歯がない所を補ったり、そこを入れ歯にしたり、自費でインプラントを入れたり、いろんな事をしないといけなくなります。触れば触るだけ寿命が短くなってしまうので、できるだけ歯は触らない方がいい。今ある歯をできるだけ治療しなくていい状態にしておくのはとても大事だと思います。予防で通院してケアするのは時間もお金も少しかかりますが、その後それ以上にお金をかけて治療して、歯ももっと悪くなっていって…というのを繰り返すよりは予防に時間をとった方が絶対いいと思います。

しっかり予防しておけば怖い治療をしなくてすむわけですね。

予防を頑張っている歯科医院は別に怖い事をしないですし、しっかり歯磨きできるように予防のケアやトレーニング、健康維持のために歯科医院をしっかり活用もらったらいいと思います。
予防に患者さんが来てくれる事で歯科医師もハッピーで、ケアを受ける事によって良い状態をキープできるので患者さんもハッピー、という状態が1番望ましい形だと思います。

医師のプロフィール

湯浅賢一先生

●広島大学歯学部卒

‐資格・所属学会‐
・日本歯周病学会
・アストラテックインプラントCertifying
・歯周病再生療法ゴアテックスメンブレンCertifying

 


 
 

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