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「クリッピーブラケット」で、穏やかな力で歯を動かす痛くない矯正。歯並びよりも噛み合わせが歯周病に影響。食いしばり、歯ぎしり、頬杖が歯や顎に大きな負担【こせき矯正歯科 院長 小跡清隆先生】|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年6月24日時点の情報です)

小跡清隆 先生(歯科)

痛みの少ない矯正治療/噛み合わせと歯列に影響する生活習慣について

 
こせき矯正歯科
【住所】広島市西区己斐本町1-17-5
【TEL】 082-271-8148
「クリッピーブラケット」で、穏やかな力で歯を動かす痛くない矯正。歯並びよりも噛み合わせが歯周病に影響。食いしばり、歯ぎしり、頬杖が歯や顎に大きな負担|こせき矯正歯科|小跡清隆 先生
小跡院長は、最も審査基準が厳しいといわれる、日本矯正歯科学会により認定された矯正歯科の「専門医」
 
過去に矯正治療を受けた経験者の話を聞いて、「歯の矯正治療は痛いもの」といった先入観をお持ちの方は多いと思います。ですが、歯に無理な力をかけずに、摩擦抵抗を少なくして動かしていく治療法なら、痛みが少なく歯並びを改善することができるのです。
今回のレポートは、日本矯正歯科学会認定の「専門医」の資格を持ち、3,300症例以上の矯正経験を持つ「こせき矯正歯科」の院長、小跡清隆先生に、痛みの少ない矯正治療について伺いました。
また、お口の中だけでなく全身の健康にも影響する「食いしばり」「歯ぎしり」「生活習慣」のお話も聞かせていただきました。歯や顎に負担をかけないためにも、正しい噛み合せと口元をリラックスさせることを心がけましょう。


矯正治療は「痛い」と聞きますが…。

「痛み」と表現される違和感の原因は、歯が動くときに骨の中の歯根周囲で炎症反応が生じるためです。その結果、虫歯のような痛みとは違う、歯が浮くような不快感を覚えたり、物を噛むときに鈍い痛みを感じることもあります。この痛みは個人差によって、数日続くこともありますが、ほとんどの場合、初回の装置接着後3日から1週間が痛いという方がほとんどで、次回からは装着したその当日だけが痛かったと言われます。
矯正治療中にまったく痛みを感じずに済むとはいえませんが、それはきっと想像されているような強い痛みではないと思います。とは言え、「できるだけ痛みを感じずに矯正治療を受けたい」という思いはどなたも同じです。当院では矯正装置と治療技術を駆使して、できるだけ痛みの少ない矯正治療を受けて頂けるよう心掛けています。

矯正治療時の“痛み”をどのようにコントロールするのですか?

矯正治療では装置の弾力を利用して歯を動かし、正しい歯並びにしていきます。この歯にかかる圧力が強すぎると、歯の根っこ部分にある「歯根膜(しこんまく)」とよばれる組織に負担がかかり、締め付けられるような痛みを伴う場合があります。焦って強い力を一気にかけてしまうと、「痛み」や「歯根吸収」といった症状につながることも考えられますので、当院の場合は歯根膜への圧力を軽減できるよう最大限の配慮をして、「クリッピーブラケット」という装置を使用して、できるだけ弱い力で歯を動かす矯正治療を多くの患者さんに行っています。
歯に無理のない力をかけて、歯槽骨(歯の根が生えている骨)のなかでゆっくりと歯を移動させていくので、歯が動く時の炎症の度合いも少なく、それほど痛みを感じずに治療を終えることができます。

歯は強い力をかけなければ動かないと思っていましたが…。

矯正治療は、歯を溶かしながら新しい骨を作って、歯を移動させていかなければなりません。骨(歯槽骨)を溶かす細胞を「破骨細胞」、骨を作る細胞を「造骨細胞」と言い、矯正装置によって恒常的に力をかけることで、この2つの細胞がそれぞれの働きを繰り返し、歯は動いていきます。分かりやすく言えば、歯を動かすということは、積み木の山から崩さないようにそっと積み木を取りながら、隣にもう一つ、積み木の山を作っていくようなもので、強い力をかけた方が良いとは限らないんですね。
力を強くかけると歯が動きやすいように思うかもしれませんが、細胞への血液供給が十分になされず、細胞の働きを悪くしてしまいます。そうなると、根っこの部分の移動が追い付かず、歯の頭だけが圧力によって動いてしまい、見た目はきれいに並んだように見えても歯がハの字に曲がっている状態になってしまいます。
矯正治療は歯を平行移動させなければなりません。物を噛む時に本来なら垂直に力がかかるものが、斜めに倒されるように歯に負荷がかかってしまうと、歯周病にかかりやすくなり、将来的に様々な影響が出てしまいます。強い力をかければ短期間で歯並びが整ったかのように見えますが、長い目で見れば決して良い治療とは言えないのです。
クリッピーブラケットは、細胞の働きに適した弱い力をかけていく装置なので、歯根を含めて歯を並行に移動させることができます。当院ではクリッピーブラケットを使用して、「穏やかな力で丁寧に、痛みを少なく歯を動かす」ことをモットーに、将来を見据えた矯正治療を行っています。

クリッピーブラケットとはどのような装置ですか?

矯正治療では個々の歯にブラケットという装置を付けて、ブラケットの真ん中にある溝にワイヤーをはめ込み、動かしたい方向に力が加わるようにワイヤーを調整していきます。従来のブラケットはワイヤーをしっかりと固定し、強い力で歯を動かすという考え方でしたが、それだと歯とワイヤーとの間の摩擦が大きくなるため、痛みの原因となっていました。また、摩擦があるということは、ブレーキをかけながら車を動かすようなもので、歯を動かす障害にもなります。
クリッピーブラケットの特徴は、ブラケットを細いワイヤーで縛り付けるのではなく、開閉式のふたでワイヤーを留めます。ワイヤーとブラケットの間にゆとりがあるためワイヤーが滑りやすく、摩擦が発生しにくい設計となっています。摩擦抵抗が少なくなれば、歯を動かす障害が軽減されるため、弱い力でも歯に負担をかけず動かすことができます。痛みが少ないうえ、装置の装着も短時間でできるので、患者さんには喜ばれています。
また、半透明のブラケットが使用するので、矯正装置特有のギラギラとした存在感はありません。ホワイトのワイヤーを使用すればより目立たなくなるので、治療中の見た目を気にされる方にはおすすめです。

矯正は「歯並び」の改善というイメージですが「噛み合せ」も重要なんですね。

見た目の歯並びを気にして矯正治療を始める方は多いと思いますが、歯の健康に影響するのはむしろ「噛み合せ」と言えます。特に歯周病の原因の多くは、噛み合せの悪さだと考えられます。
正しい噛み合せであれば、歯と歯が当たる時に加わる力はそれぞれの歯に均等に分担されますが、噛み合せが合っていないと、同じ歯と歯がガチガチぶつかり合って、その刺激により歯が揺らされます。歯の揺れる力で、歪んでいる歯や位置がずれている歯からどんどん骨が下がってしまい、歯周病の原因になったり、冷たいものを飲むと歯がしみるということが起きてしまいます。
本来、人間の上下の歯が接触するのは、食べ物を噛む時と飲み込む時だけなのですが、噛み合せが悪くて常にぶつかり合っている歯があったり、片方の歯ばかりで噛んでしまう、食いしばり、歯ぎしりによって歯や顎に大きな負担をかけてしまいます。顎関節症や知覚過敏の原因にもなりますし、全身の姿勢にまで影響を及ぼすこともあるため、心当たりのある方は「唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜く」ことを意識して行ってください。それだけで歯の寿命が格段に延びますよ。

日常の様々な癖が噛み合せにも影響するそうですね。

頬杖をつく、寝る時に同じ方向ばかり向いて寝る、ショルダーバッグを片方の肩ばかりにかける、そういった日頃の癖によって上と下の前歯の位置がずれてくることがあります。このような癖を態癖と言うのですが、態癖により歯にかかる力は、歯列矯正で加える力の数倍の強さだと言われており、歯は簡単に動いてしまいます。お口の健康ひいては全身の健康に影響することもあり、骨盤矯正が必要な人には噛み方に癖があったり、歯並びがずれている人が多いんですよ。
当院では小児の矯正の場合、体の重心がどこにあるか測定してから治療を開始します。全身の写真を撮って肩のラインがまっすぐ水平かどうか、横から見て猫背になってないかどうかなど、全身のバランスを見ながら、態癖に対しても積極的に指導しています。
癖はなかなか直すのが難しいものですが、意識すれば止められる習慣もあります。例えば、食事中によそ見をしながら食べていませんか? 体は正面を向いていても、顔がテレビの方に向けられていて、首をひねった状態で食事をするのは要注意です。これを続けていると噛み合せがずれてきますので、気を付けるようにしましょう。

「クリッピーブラケット」で、穏やかな力で歯を動かす痛くない矯正。歯並びよりも噛み合わせが歯周病に影響。食いしばり、歯ぎしり、頬杖が歯や顎に大きな負担|こせき矯正歯科|小跡清隆 先生
治療のゴールを明確にし、患者の将来を見据えた矯正治療を行う「こせき矯正歯科」
 

最後に、矯正歯科専門医としての思いをお聞かせください。

私自身は歯列矯正の専門医として、3,300以上の症例と向き合い治療をしてきましたが、30年間、この仕事を続けている1番の理由は、患者さんの生活の質を上げるお手伝いができる仕事であるからです。
患者さんの夢である「美しい口元と笑顔」という明るい未来を作り上げる、また一生自分の歯で噛めるようにお口の健康を守ることでその方の人生をより豊かなものにする。そんな、人に喜んでもらえる仕事だと感じています。
患者さんにとって矯正治療は、長期間にわたる通院や矯正装置の煩わしさがあり、費用的なことを考えても、決して楽な道のりではありません。だからこそ、その長い道を、患者さんの信頼と頑張りにしっかり応えていきたいと思います。治療のリスクや負担を軽減しながら、ゴールまで伴走し、完走した喜びをいつまでも絶やさずに保つことが、矯正歯科医としての使命だと捉えています。


医師のプロフィール

小跡 清隆先生


‐資格・所属学会‐
・日本矯正歯科学会 専門医

 

 
 

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