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眼精疲労について|しんじ眼科|宍道 健介 先生|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2018年4月5日時点の情報です)

宍道 健介 先生(眼科)

「PC・スマホ・ゲームは1時間以上続けてしない」「自分に合った眼鏡をかける」で眼精疲労を防ぎましょう


しんじ眼科
【住所】広島県呉市広中町15-25
【TEL】 0823-71-8717


「PC・スマホ・ゲームは1時間以上続けてしない」「自分に合った眼鏡をかける」で眼精疲労を防ぎましょう|しんじ眼科|宍道 健介 先生

モットーとされているとおり、親切・丁寧・誠実にお話しくださった宍道院長

仕事で長時間パソコンを使ったり、移動中や休みの日にもスマホを見たりの生活で眼精疲労になっていませんか?
眼精疲労は目の疲れ、ぼやけ、かすみ、目の痛み、充血、目がしょぼしょぼする、目が重い、まぶしい、涙が出る、など目の症状の他、ひどくなると肩こりや倦怠感、頭痛、めまい、吐き気などの症状も現れます。
目や体の病気といった器質的なもの以外に、目の使い過ぎ、自分に合わない眼鏡をかけている、ストレスなど日頃の生活習慣に原因がある事も多い眼精疲労。
日常生活に問題をきたしたり、何度も繰り返す場合は、市販薬やサプリメント、ツボ押しやマッサージなどだけで解決しようとせず、きちんと眼科で診てもらって原因を探り、対策をとる事が必要です。
今回は、呉市広中町「しんじ眼科」の宍道健介院長に、眼精疲労についてのお話をうかがいました。ぜひ参考にして、目の健康にお役立てください。

眼精疲労について教えてください

器質的な病気が原因のものを除く、いわゆる目の疲れという眼精疲労について話をすると、目の疲れは大体、調節力の低下、ピント合わせの力が落ちてくる40歳頃から多く出てきやすいです。

年齢も関係あるんですか?

はい、年齢は関係します。
ですが、最近はVDT作業(コンピューターを用いる作業)が多いので若い世代から、あるいはテレビゲームなどで、それこそ小学生くらいから眼精疲労という状態が出てきます。

VDT作業をされている方は眼精疲労や体の不調を訴える方が多いですね

VDT症候群というのがありますが、仕事上パソコンを使う方に「どれくらい使いますか?」と聞くと「ずーっとしている」「何時間も続けてやっている」という方がおられます。
これはもう目の機能的に無理なので、そのような方には「何時間も続けないで、1時間くらいしたら5分くらいは遠くの方を見たりして目を休めてください」、そして「その5分が大変だったら1分間目をつぶっておくだけでも、かなり目が休まるので、それをしながら作業を続けるようにしてください」という風によく言いますね。それだけでも、ある程度、目の調節力は回復します。

子どものゲームも同じですか?

ゲームは1時間まで、それ以上は続けてはしないという事です。
また、子どもの場合はピント合わせの力、調節力が非常に強く、物を近づけてもよく見えますから近くで物を見たりしますが、必ず明るい所で、正しい姿勢で、本を読んだり勉強するように、親にも気を付けてもらいたいと思います。

VDT作業やゲームをしない方にも眼精疲労は起こりますか?

はい。一つは眼鏡が合っていない場合ですね。
眼鏡屋さんは眼鏡を作るプロですが視力検査についてはプロではないですから、必ず眼科的知識を持った眼科医のもとで検査をして、処方箋をもらってから眼鏡を作る事が重要です。
また、ピント合わせの調節力は年齢が低いほど強く、年齢と共にどんどん下がってきます。
最初に言ったように40歳頃からは非常に調節力が落ちてくるので目が疲れやすくなり、45歳頃からいわゆる老眼鏡が必要になってきます。「自分はまだ見えるから必要ない」という方がおられますが、少し見にくくなってきたら早めに老眼鏡をかけた方が、目に負担がかかりません。
それからもう一つ、ストレスからくる目の疲れ、心因性の眼精疲労というものがあります。

目への負担や年齢に関係なく、ストレスで眼精疲労が起きるのですか?

そうですね。子どもだったら学校の授業や部活、社会人だったら仕事上のストレスなど、原因はいろいろですが、高齢者にも結構あります。高齢者は体のいろんな部分が悪くなりますから、それがストレスになって「目が疲れる」というよりは「なんとなく見えにくい」とか「目が痛い」とかですね。もちろん最初言ったような器質的な疾患があるかどうか調べて、それがないという事であれば、いわゆる眼精疲労、疲れ目の治療をしましょう、という事になります。

眼精疲労の弊害は目の疲れだけではないですよね

目の疲れからくる頭痛や肩こり、よく聞きますよね。
逆に、肩こりから目の疲れがくる事も多く、マッサージで肩をよく揉んでもらって肩こりをほぐす事によって、目の疲れが治ってくる事があります。

治療はどのように行われますか?

まずは先ほど言ったような原因を探ってそれを取り除くわけですが、薬物治療については目薬ですね。眼科で使っているのは、サンコバというビタミンB12の目薬、それからミオピンという調節障害に対する目薬、主にこの2種類です。
それから経験上、意外とよく効くのがビタミンB1の内服ですね。
その他に、目の調節筋である毛様体筋の緊張を取るための低周波治療があります。整形外科で肩こりや筋肉痛に低周波をあてるのと同じ要領ですね。
低周波治療はすべての眼科で受けられるわけではないのですが、うちでは父親の代から調節緊張(仮性近視)の治療に使っていまして、僕はそれ以外に眼精疲労の治療にも使っています。
子どもの場合は学校が終わって寄る事ができますが、大人は忙しくてなかなか低周波をかけるためだけに通う事ができないので、通院された時にちょっとかけて帰ってもらうという感じでやっています。
また、今は適応外になりましたが心因性の眼精疲労の場合、以前は心身症に対するお薬が眼精疲労の薬として認可されており、心身症のお薬を飲む事によって目の疲れが取れてくるというケースもありました。

VDT作業やゲームの普及により、眼精疲労の患者さんは増えていますか?

昔から多いのですが、やっぱり増えていますね。VDT症候群や、子どものゲーム、それからスマホ。今は子どもにスマホを持たせている親もいますから、スマホでゲームをする、という事で。子どもは調節力が非常に強いですから、少々の事ではならないのですが、やはり何時間も続けてゲームなどをやっていると、それは眼精疲労になりますよね。
以前は小学生に眼精疲労の目薬を出す事はまずありませんでしたが、最近は時々あります。

「PC・スマホ・ゲームは1時間以上続けてしない」「自分に合った眼鏡をかける」で眼精疲労を防ぎましょう|しんじ眼科|宍道 健介 先生
国道185号線沿い。清潔感のある院内空間も駐車場も広々。
 

ところで「視力」と「調節力」は違うのですか?

視力というのは「物を見る力」で、調節力というのは「ピントを合わせる力」ですから、違います。しかし、目に負担がかかって調節力が落ちてくると、子どもの場合は特に、一時的に近視になる事があります。今は「調節緊張」という病名ですが、いわゆる仮性近視ですよね。子どもに多いですが、大人でもあります。そこで先ほどの話じゃないですが、「ちょっと見えにくいから」と眼鏡屋さんに行って、本当は近視ではない人が近視の眼鏡をかけたりすると、今度はそれが余計に原因となって、目に大きな負担がかかります。ですから適正な眼鏡をかけるという事が必要です。
眼鏡屋さんに行って近眼の眼鏡を作ってきたけれども「あなたは乱視が強いので乱視を矯正しないと、ちょっと難しいよ」という事は若い人にはよくある話ですね。

近視になったと自己判断して直接眼鏡を作るのはやめた方がいいのですね

それはもう絶対にダメです。
目の疲れを軽視して、ちょっと眼鏡屋さんに行ったり、あるいはブルーベリーやビルベリーなどのサプリメントを飲んだりされる方もいらっしゃいますが、サプリメントが目の疲れに効くという事にはなんら科学的根拠がないんです。絶対ないとは言い切れませんが、今のところ科学的な実証はされていません。
ですから「ストレスをためない」「合った眼鏡をかける」「近見作業は1時間くらいしたら1分くらい目を閉じて目を休める」という事が大事です。

それを続けると自然に治りますか?

なんとなく治ってしまうので眼科に行く事なく、眼精疲労を何度も繰り返している方は結構いらっしゃると思います。
しかし、何か疾患が隠されている場合もありますから、ちょっとおかしいと思ったら眼科を受診して、疾患によるものじゃなかった場合は適切なアドバイスを受けて、場合によっては治療を行う事が大切ですね。
眼精疲労で目が見えなくなる事はありませんから、患者さん側も医者の方も軽視しがちですが、やはり患者さんにとってはQOLの低下につながりますから、医者の方も真摯に対応できないとダメだと思います。「まぁちょっと目薬だけ出しておこう」ではなく、やっぱりきちんと患者さんから話を聞いて、原因と思われる事があればそれを改めるようなアドバイスをしないといけないと思いますね。
目薬や飲み薬は結構効くのは効くけれども、それさえ続ければパソコンなどで目を酷使しても大丈夫、というわけには絶対いかないのが眼精疲労です。
近眼がきつすぎる眼鏡や、強い老眼鏡をかけていると、ものすごく目に負担がかかるので、年齢に応じた適正な眼鏡を使うという事、それからパソコンなどは1時間くらいしたら目を休めて、睡眠やバランスのよい食事など日常生活における生活習慣をきちんとアドバイスするのが医者として大事な事だと思います。

老眼鏡の場合も、眼科で診てもらってから作った方がいいんですか?

もちろんそうです。その人の屈折状態、いわゆる近視、遠視、乱視とかいうのがそれぞれあるので、まずはそれを矯正する必要がありますし、調節力は、大体30センチのところにピントを合わせるのに3度の調節力が必要になってくるんですけれども、45歳を超えてくると3度以下の調節力になるので、それを補ってやらないといけません。それをしないで下手に強い老眼鏡をかけると、自分の目が全然働かずにピントが合ってしまう事になります。すると今度は、ピント合わせの力と連動している、目を内に寄せる力に問題が出てきます。
老眼鏡は自分の年齢に合った老眼鏡じゃないと強すぎても弱すぎてもやっぱり目の疲れが治らないという事になりますね。
「短時間、新聞を読むだけなら100均で買ったもので十分だ」と言われる高齢者もおられるので、まぁそれはそれでいいんじゃないですか、という話をしますけれども、やはり小説を読む時や、仕事盛りでバリバリ働かれている45歳〜65歳くらいまでの方は、きちんと合った老眼鏡をかけないと、やっぱり目に負担がかかります。
だからやっぱり、目の疲れだからといって軽視せず、必ず眼科に相談する事。そして、眼科できちんとした眼鏡を作るという事。そして眼科医は眼精疲労の原因が何かを突き止めて、それを改善する方向へもっていくという事。その上で、薬物治療、あるいは低周波治療を行うという事が大事だと思います。

ありがとうございます。最後に、先生が診療で心がけていらっしゃる事を教えていただけますか?

親切・丁寧・誠実をモットーに、心のこもった診療を心がけています。

医師のプロフィール

宍道 健介 先生

●昭和52年 川崎医科大学 卒業
●昭和59年 岡山大学にて博士号取得
●しんじ眼科 院長

‐資格・所属学会など‐
・日本眼科学会専門医
・日本眼科学会
・日本緑内障学会
・学校医(白岳小学校、仁方小・中学校、広南小学校、蒲刈小・中学校、下蒲刈小・中学校、広高等学校)

 

 
 

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