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広島で手足口病警報発令!手足口病、プール熱、ヘルパンギーナなどのウイルスが引き起こす「夏風邪」について解説。夏にかかりやすい子どもの病気、熱中症、食中毒、トビヒや水イボなどの皮膚疾患に気を付けよう! はまだ小児クリニック 院長 浜田浩之先生】|病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年7月23日時点の情報です)

浜田浩之 先生(小児科)

子どもの「夏風邪」手足口病、プール熱、ヘルパンギーナについて

 
はまだ小児クリニック
【住所】広島市西区己斐本町1丁目25-8
【TEL】 082-507-1500
広島で手足口病警報発令!手足口病、プール熱、ヘルパンギーナなどのウイルスが引き起こす「夏風邪」について解説。夏にかかりやすい子どもの病気、熱中症、食中毒、トビヒや水イボなどの皮膚疾患に気を付けよう!|はまだ小児クリニック|浜田浩之 先生
医院横には病児保育室「ピッピの森」を併設し、地域のお子さんの健やかな成長を見守る浜田院長
 
6月に広島県で「手足口病警報」が発令されたニュースは、皆さんご存知かと思います。手足口病をはじめ、プール熱やヘルパンギーナといった「夏風邪」は、小さなお子さんのいるご家庭では注意したい病気です。
今回は、夏場にかかる子どもの病気について、「はまだ小児クリニック」の院長、浜田浩之先生にお話を聞きました。
小さな子どもが高熱を出したり、感染症を繰り返すとお母さんは心配です。感染症にかかった際の対症療法やアドバイス、看病するお母さんを応援するメッセージも、浜田院長から頂きましたよ。


夏に見られる小児科の疾患はどのようなものが多いですか?

夏は熱中症や食中毒、皮膚疾患など、大人でも注意しなければいけないものがたくさんあります。その中でも気を付けたいのはお子さんの「夏風邪」です。
風邪は冬に引くもので、「夏風邪は、エアコンなどで体を冷やしてしまい、咳や鼻水が出る症状のこと?」と思いがちですが、夏風邪とは夏に流行する主にウイルス感染症のことを言います。
インフルエンザのウイルスは乾燥を好むため冬に大流行しますが、ジメジメした夏場に活発になるウイルスもいます。代表的な夏場のウイルス性感染症が、「手足口病」「プール熱」「ヘルパンギーナ」ですね。特に今年は、手足口病にかかる子が春先から多く、6月には「手足口病警報」が広島県で発令され、注意を呼びかけています。

この夏、猛威を振るっている「手足口病」とはどんな病気ですか?

手、足、口に、水疱性の小さな発疹ができるのが特徴です。口腔内全体に発疹が出やすく、口の周りまで発疹が出る子もいます。発熱もありますが、1日経てば下がるケースがほとんどです。発疹は消えるまで、1週間ぐらいはかかります。
原因となるウイルスは、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなど複数あるため、型の違うウイルスであれば、複数回かかってしまうこともあり、手足口病は1度しかかからない病気ではありません。ほとんどの場合は数日間で治る病気ですが、型によっては重症型のものもありますので油断はできません。
5歳以下の乳幼児が最も発症しやすく、小学生以降になれば頻度は減ります。大人になってかかることは少ないですが、お子さんの看病をしているお母さんがうつってしまうことが稀にあります。

どのようにして感染するのですか?

空気感染です。咳やくしゃみなどの飛沫感染によるものが多く、子どもたちが共同生活をする保育園や幼稚園では集団感染が起こりやすくなります。
治療は、経過観察をする以外に特別な治療法はありません。ウイルス感染にはこれといった特効薬がなく対症療法が中心となりますが、ほとんどの場合は軽症で3,4日もすれば元気が戻ります。
発疹自体は痛みを伴うものではありませんが、口の中にブツブツができてしまうと、食欲がなくなってしまう子もいます。口の中にお薬を塗ることは難しいので、自然と治るのを待つしかありませんが、子どもはお腹が空けば口の中の違和感も忘れて食べたがるようになります。その間、お母さんは心配だと思いますが、食べやすい食事を工夫するなどしてあげてください。

次に、「プール熱」とはどのような感染症ですか?

プールの水を介して感染することがあるため「プール熱」と呼ばれていますが、「咽頭結膜熱」が正式な病名です。原因は「アデノウイルス」感染によるもので、症状は発熱、咽頭炎、結膜炎の3つ。咽頭炎だけで軽く済む子もいれば、目が充血して痛みを訴えたり、高熱が続くなど重症化する子もいて、症状の出方は様々です。
風疹やはしかと一緒で第2種伝染病に指定されているため、症状がそろったら出席停止扱いとなります。基本的には症状が治まってから2日間はお休みし、治癒証明書の提出を求める学校や園もあります。ただ、症状が軽い場合は、アデノウイルス感染が認められても伝染病の扱いにはしない先生もおられますので、そこはかかりつけ医師の判断に従ってもらえたらと思います。

プール熱の治療についてお聞かせください。

アデノウイルス感染が疑わしい時は検査を行います。今では簡単に調べられて、その日のうちに検査結果も分かります。かつては夏に高い熱が出るとすべて夏風邪として扱われていましたが、今ではどのウイルスよるものか調べて、なるべく病名をはっきりさせるようになりました。
プール熱もウイルス感染症なので、これといった有効な治療法はなく対症療法となります。熱が下がるまでの期間はだいたい4,5日、長い場合だと1週間ほどかかることがあります。その間、二次感染を予防するという意味で喉のお薬を飲んでもらったり、目やにがひどい場合は点眼薬が処方されます。

「ヘルパンギーナ」はどのような感染症ですか?

ヘルパンギーナはエンテロウイルスによるウイルス感染症です。これも乳幼児に多く見られるもので、急な発熱と口腔内の発疹が主症状です。
熱は1、2日間ほどで下がりますが、突然の高熱に驚かされることもあります。
口腔内全体に発疹が出やすい手足口病とは違い、咽頭部周辺に集中して水疱性の発疹ができるのが特徴です。発疹がつぶれて潰瘍ができると、しみて痛いです。喉の奥にできる発疹は、外から見ただけでは分かりにくいのですが、お子さんが飲み込むのを辛そうにしていたり、喉の痛みで機嫌が悪かったり、乳幼児でしたらよだれの量が多いことで、おかしいと気付く場合が多いですね。
ヘルパンギーナもウイルス感染症なので、自然治癒を待つしかありません。熱が長引くことはあまりないので、喉への刺激が少ない食事を与えて、経過観察してください。

夏場に、熱がある時の対処方法ついてお聞かせください。

蒸し暑い時はエアコンで室温を調節して、快適に過ごせるようにしてあげてください。熱い空気は上へと流れて行く性質がありますから、低いベビーベッドで寝ているお子さんと、部屋の中を動き回っているお母さんとの適温は異なり、大人には丁度いいと感じる温度でも、小さな子どもには寒すぎることもあります。エアコンで冷えた部屋でも、子どもは布団を蹴っ飛ばしてしまうものなので、温度調節に注意してあげてくださいね。
また、急激に熱が上がっている最中は悪寒がすることもあるので、熱が上がった後から体を冷やすようにしましょう。脱水症状を予防するために水分補給はしっかり行ってください。
手足口病やヘルパンギーナは、解熱剤を使わなくても1、2日で熱は下がります。ですから、心配し過ぎることはないのですが、稀に夏風邪をこじらせて髄膜炎などを発症することがありますので、高熱が下がらない、頭痛、吐き気があるような場合は早めに受診してください。

夏風邪以外で診療に来られる患者さんはどんな症状が多いのでしょうか?

夏は薄着で皮膚の露出部分も多いので、トビヒや水イボになってしまうお子さんが多いですね。トビヒはブドウ球菌が主な原因となり、あせもや虫に刺された部分をかいてできた傷に細菌が入り込み広がることがあります。虫刺されはかきむしってしまう子が多いので注意してあげてください。
夏はやはり熱中症と食中毒に十分気をつけて頂きたいので、診療に来られた親御さんには注意を呼びかけるようにしています。

広島で手足口病警報発令!手足口病、プール熱、ヘルパンギーナなどのウイルスが引き起こす「夏風邪」について解説。夏にかかりやすい子どもの病気、熱中症、食中毒、トビヒや水イボなどの皮膚疾患に気を付けよう!|はまだ小児クリニック|霤椎酣掘\萓
子供心たっぷりの待合室には、子どもが喜びそうなオモチャや本が
 

最後に、子育て中のお母さんにアドバイスをお願いします。

子どもは病気を繰り返すことで強くなっていきますから、夏風邪のような感染症は、子どものうちにかかっておくこともある意味大切です。たいていの子は4,5歳までに、流行っている感染症にかかっていきます。乳児期から保育園に行っている子は、もっと早い時期からいろいろな感染症をもらってきます。
中には小さい時にほとんど熱を出したことがないというお子さんもいますが、それは人一倍体が強いのではなく、たまたま感染しなかっただけなんです。
乳幼児期お子さんは感染症にかかりやすいですが、それも卒園まで。小学生になればがくっと減ります。小さなお子さんが熱を出すとお母さんは心配で、看病も大変だと思いますが、小さいうちに病気になることは決して無駄なことではありません。不安なことがあれば小児科医に相談して、病気にかかりやすい年齢を乗り越えて下さいね。



医師のプロフィール

浜田浩之先生

●平成3年 広島大学小児科学教室入局
●国立大竹病院(現:広島西医療センター)
●済生会広島病院
●広島市立舟入病院 勤務

‐資格・所属学会‐
・日本小児科学会専門医
 

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