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子どもでも大人でも歯科治療で大切なことは意思疎通。これまでの経験と新しい知識をミックスして全身疾患を考慮した治療で幅広い世代の患者さんに親しまれている歯科医院【あおぞら歯科医院 院長 小田恵子先生】 | 病気や症状。治療や予防に役立つ 病院・医院・クリニック情報サイト『広島ドクターズ』
(この記事は2013年10月8日時点の情報です)

小田恵子 先生(歯科)

子どもでも大人でも治療では意思疎通を大切にする、地域の頼れるお母さん先生

 
あおぞら歯科医院
【住所】広島県安芸郡府中町宮の町1-1-26
【TEL】 082-555-5060
子どもの歯科治療で大切なことは意思疎通。これまでの経験と新しい知識をミックスして全身疾患を考慮した治療で幅広い世代の患者さんに親しまれている歯科医院|あおぞら歯科医院|小田恵子 先生
女性医師ならではのきめ細かな対応と話しやすい雰囲気で親しまれている小田先生
 
府中小学校から歩いてすぐのところ。青空をイメージした水色の大きな看板が印象的な「あおぞら歯科医院」があります。今回は院長の小田恵子先生に、診療を通じて感じていることや子どもが治療を受ける際のアドバイスなどを伺い、興味深い話をたくさん聞かせて頂けました。
地域の幅広い年代の患者さんに親しまれている小田先生は、朗らかな雰囲気の話しやすい先生。歯科診療に携わりながら4人の娘さんを育てた育児の先輩とあって、子育て中のお母さんにとって頼もしい存在。母子で通っている患者さんも多いそうです。
子どもに「噛む癖」を付ける、とっておきの方法も教えて頂けたので、お子さんのいるご家庭では是非やってみてください。

まずは、開業の経緯についてお聞かせください。

大学卒業後は医局に残って勤務医として勤め、その後は主人の歯科医院で勤務していましたが、平成20年に院長として「あおぞら歯科医院」を開業しました。子育てが一段落ついたことで、自分の夢であった「地域に密着した家族全員がかかれる歯医者さん」を、この地で実現しようと思ったのです。

先生はどうして歯科医師を目指されたのですか?

子どもの頃から虫歯がない、きれいな歯の歯科医師が多いと思いますが、私は逆です。虫歯や歯並びの治療で、子どもの頃はしょっちゅう歯医者さんのお世話になっていました。
同級生のお父さんが歯医者さんだったので、そこで治療を受けていたのですが、通うのは本当に辛かったですね。「痛いことをされるんじゃないか?」って毎回ドキドキしましたし、「歯医者さんの日」が怖くてたまらなかったのを覚えています。患者としてですが、歯科は子どもの頃から身近な存在でした。将来を考えたとき、今思うとそこが原点ですね。

歯科が怖かった経験が今の診療に生かされているのですね。

子どもの頃、自分が辛い歯科通いを経験していることもあって、怖がっている子を無理矢理座らせて治療を始めることはしませんね。痛みがひどかったり、今すぐ治療が必要な場合は別ですが、「今日は歯ブラシだけ。次はここまでやろうね」と、バキュームの空気を当てたり、治療器具を見せながら、歯科の雰囲気に徐々に慣れてもらうようにしています。
子どもって成長が著しいんですよ。1ヶ月や2ヶ月で精神面でとても成長してくれる時期があります。意識が変わると、こっちがびっくりするくらい協力的になってくれるんですよ。嫌がるのを抑えつけて治療するよりも、お子さんの協力体制を得られるのを待って始めた方が、治療が早く終わることもあります。
よくお母さんが言ってしまうのが、「甘いもの食べたら虫歯になって、歯医者さんで痛いことされるよ」。これは言わないで下さいね。潜在意識として「歯医者さんは痛い」というのがインプットされてしまうと、慣れてもらうのが大変です。
また、子どもに「絶対に痛くないから」と言って、歯医者さんに連れてくるのもダメです!約束ごとにしてしまうと「やっぱり痛かった!ウソだった」となってしまい、治療する時にお子さんとの意思疎通が難しくなってしまいます。
徐々に歯医者さんに慣れて、コミュニケーションを取っていくことが、治療の第一歩なんです。

お子さんの診療で先生が心掛けていることは?

3歳で怖がらずに1人で診察台に座れる子もいれば、5歳でも泣いて治療が難しい子はいるので、年齢だけで判断するのではなく、その子の成長や治療時期などを考えて、お子さん1人ひとりの状況に応じた対応を心掛けています。
お母さんに対しても同じです。「ここがちゃんと磨けていませんね」と話したら、頑張り過ぎて力いっぱい磨いてしまい、かえって歯茎を傷つけてしまう方もいるし、逆に強く言ってあげないとやってくれないお母さんもいます。説明する時は、できるだけその方にあった話し方や言葉を選ぶようにしています。

お子さんの治療を通じて感じていることはありますか?

顎の成長が良くなかったり、鼻呼吸ができないお子さんを度々お見かけします。歯並びにも悪影響があるので、「噛む習慣をつけましょう」と親御さんにお話するのですが、「よく噛みなさい」と言うだけでは、子どもはなかなかやってくれませんし、硬いものを無理に食べさせようとしたらかえって嫌がります。「一口30回噛む」というのは大人でも大変ですからね。
ただ、噛まないお子さんに共通するのが、食事時にいつもお水やお茶がテーブルの上に用意されている、もしくは水気の多い料理が献立に多いこと。噛まずに流し込む癖がついてしまっているんですね。
噛むことが刺激となって顎や脳が発達し、唾液もたくさん出るようになります。食事中に飲み物を与えないようにするだけでも自然と噛むようになるので、さっそく今夜の夕食から「お茶は全部食べてから」を実践してみてください。

女性の先生だとお母さんも相談しやすいですね。

私自身、4人の子育てをしてきた経験があるので、「一緒のように育てているつもりでも、兄弟で性格がぜんぜん違うよね」なんて若いお母さんと話しながら、懐かしく思うことがあります。
子育てをしながら歯科診療に携わっていた頃、他のお母さんから歯科の質問を受けることがよくありました。大学時代は補綴が専門だったのですが、矯正など専門外のことを聞かれることが多かったんです。「ちゃんと答えてあげなきゃ」と思って、いろんな勉強会に積極的に顔を出すようになり、矯正も勉強しました。現在は矯正専門の先生に来てもらいながら、歯並びの悪い方の治療も行っています。
年齢を重ねると視野が広がり、自分に足りないものが見えてきます。これまでの経験と新しい知識をミックスして、患者さんに喜んでもらえる治療をしていきたいと思っています。現在の診療では歯科の枠にとらわれず、全身疾患を見据えた治療を目指すようなりました。


ご高齢の患者さんの診療を通じて感じていることは?

ご高齢の患者さんにはいろんな持病があって、中には4、5種類のお薬を飲まれていて、その副作用がお口の中にも影響していることがあります。歯茎や舌の状態から、お薬を変えたり増やしたのが分かることもあるんですよ。
高血圧のお薬を飲んでいるために喉が渇きやすくなって、それが原因で入れ歯が安定しないこともあります。骨粗しょう症や癌の治療薬が骨に何らかの影響を与えることも言われているし、お薬の影響で血が止まりにくいこともあるので、治療の際はお口の中だけでなく全身の健康も見ていく必要があります。
また、入れ歯が壊れた時、入れ歯がないと噛めないということでしたら、大体はその日のうちに修理するようにしています。ただ、新しい義歯も修理した義歯も、その後調整に通っていただいて、慣れと調整でしっくりいくところを見つけることが大切だと思っています。

子どもの歯科治療で大切なことは意思疎通。これまでの経験と新しい知識をミックスして全身疾患を考慮した治療で幅広い世代の患者さんに親しまれている歯科医院|あおぞら歯科医院|小田恵子 先生
「お口の健康はお体の健康」をモットーに患者1人ひとりと向き合った診療を行う
 

先生のプライベートの過ごし方について教えてください。

劇団四季を観に行くこと。それと読書が趣味です。読むスピードが早くて、気に入った作家さんにはまると一気に読んで、また違う作家さんのを何冊か買って読むといった感じです。小説は自分とは全くの別世界に入っていけるので、リフレッシュできるんですよね。
あとは、ジム通い。昔を知っている人に会うと「太った!」と言われるので、ジムで汗を流して頑張っています。

最後に小田先生の今後の展望についてお聞かせください。

昔ながらの内科の先生みたいに、気軽に相談できるかかりつけ医として、地域の健康をサポートできればと考えています。
子どもに限らず大人でも歯科治療を受ける時はやはり緊張します。治療が終わった後に忘れ物が多いのも、緊張が緩んでホッとされるからだと思うんですね。患者さんとのコミュニケーションをはかり、できるだけ緊張させない雰囲気を作って、通いやすい歯科医院にしていきたいですね。


医師のプロフィール

小田恵子先生

●鶴見大学歯学部 卒業
●岡山大学歯学部勤務
●その後、勤務医として従事

‐資格・所属学会‐
・日本矯正歯科学会

 

 
 

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