お医者さんレポート
広島の医師を取材して、病気の原因や症状、検診、地域医療のこと、先生の患者に対する思いなどを記事にまとめました。
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尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは|増野賀子先生|ましの皮ふ科クリニック(安佐南区・東原)
子どもの足にできるウオノメのようなイボ。 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)とは?
子どもの足の裏や指先に小さなイボが…。削っても大丈夫? 自然に治るのかしら? 「ウオノメ(魚の目)」や「たこ」のように見えますが、実はこれ、「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」というウイルス性感染症で、感染するお子さんが多いとか。放っておいたら、増えたり、大きくなったり、家族に移してしまうこともあるので要注意です。今回のレポートは「ましの皮ふ科クリニック」の院長、増野賀子先生に尋常性疣贅について話を聞きました。尋常性疣贅の治療についても、分かりやすく説明して頂いてます。お子さんの足をチェックして疑わしいイボを見つけたら、皮膚科の専門医に相談しましょう!
咳と緩和ケアについて|大橋信之先生|大橋内科医院(中区・白島)
咳が出る病気はいろいろ。長引く咳はかかりつけ医に相談!
咳(せき)は、誰にでも起こる自覚しやすい症状です。最も多いのは、風邪を引いた時のコンコンといった乾いた咳ですが、3週間以上経っても咳が治まらないというのはちょっと心配。風邪が長引いているだけではなく、何かほかに原因があるのかもしれませんよ?!
今回は、呼吸器内科がご専門の「大橋内科医院」の副院長・大橋信之先生に、「咳」をテーマにお話を伺いました。咳の種類や咳が出る病気について、分かりやすく説明して頂きましたよ。
また、大橋先生が力を入れている「緩和ケア」や、今年3月に広島県でスタートした「がんよろず相談医」制度の話も伺いました。広島の方にぜひ知っていただきたい内容なのでご一読を。
白内障について|溝邉裕一郎先生|みぞべ眼科(安佐南区・緑井)
目がかすむ、光がまぶしい。「白内障」の原因や治療について
年齢が進むと、目の中の水晶体は白く濁ってきます。「白内障」は年を取れば誰もがかかる目の病気ですが、眼科で適切な診療を受けることで、目薬で進行速度を遅らせたり、手術で視力を回復させることができます。今回は、「みぞべ眼科」の溝邉裕一郎先生に、白内障について伺いました。白内障の原因、症状、治療について分かりやすく説明していますので、レポートを読まれた方は、おじいちゃん、おばあちゃんに声をかけてあげてみてください。「物がかすんで見えたり、まぶしく見えることはない? メガネをかけても見えにくいことない? 最近、視力が落ちたと感じることはない?」って。目の健康を守るためのアドバイスも、溝邉先生に教えてもらいましたよ。ぜひ、読んでみてください。
流涙症について|檜垣文雄先生|ひがき眼科(東区・牛田)
涙が溢れ出て止まらない、ハンカチが手放せない「流涙症」について
涙が出るのはどんな時ですか? 悲しい時、嬉しい時、目にゴミが入った時、あくびをした後に涙は出ますが、実は私たちの目の中では常に新しい涙が作られているんですよ。目の中に涙の通り道があって、大切な目を汚れや乾燥などから守り、役目を終えた涙はそこを通りながら鼻の方へと流れていくのですが、その涙の通り道が詰まってしまうことで、涙が上手く排泄されずに涙が溢れ出てしまう「流涙症(りゅうるいしょう)」という症状が起こることがあります。今回は「ひがき眼科」の院長・檜垣文雄先生に「流涙症」の症状や原因、「涙道内視鏡」を使った治療のお話を伺いました。目に異物が入ってしまった時の処置など、目の健康にまつわる日常生活のアドバイスも頂きましたよ。
過活動膀胱とは|山本理哉先生|もみじクリニック(中区・白島)
さっき行ったのにまたトイレ?! 多くの方が悩んでいる「過活動膀胱」
お手洗いはどこかしら? 人前で漏らしてしまったらどうしよう…。
「おしっこ」のことばかり考えている人はいませんか? 誰かに相談したり受診するのが恥ずかしくて、おしっこの悩みをガマンしている人も多いようですが、「過活動膀胱」という改善できる病気が原因かもしれませんよ。今回は、「もみじクリニック」の院長・山本理哉先生に、過活動膀胱について詳しく説明して頂きました。誰でも自宅で簡単にできる「骨盤底筋体操」も紹介しています。山本先生の記事をきっかけに、トイレを気にしない有意義な毎日を過ごせる人が増えますように!
がん(癌)について|高橋司先生|高橋メディカルクリニック(中区・大手町)
知識として知っておきたい「がん(癌)」のこと
日本人の死亡原因の第一位となっているがん(癌)。発症する人は年々増え続けており、誰もが注意したい恐ろしい病気ですが、これまでがんとは無縁な人にとって、自分や自分の家族ががん患者になることなんて想像もできず、実際にどんな病気で、どんな治療法があるのか、がんのことを知る機会は少ないと思います。今回は、東大病院や米国ハーバード大学で最先端のガン治療研究に長年携わってこられた「医療法人つかさ会 高橋メディカルクリニック」の院長・高橋司先生に、がんの症状、治療、危険因子について分かりやすく説明頂きました。健診の重要性はもちろん、新しいがん治療の話や、最近心配されているPM2.5や放射能のがん発症への影響なども伺いました。
よくある子どもの歯の疑問について|櫻井宏樹先生|さくらい歯科クリニック(佐伯区・八幡)
子どもの仕上げ磨きはいつまで? フロスを使うとすきっ歯になるのはホント?!
食後の歯磨きは当たり前。仕上げ歯磨きもきちんとやっているし、もちろんフッ素や定期健診だって。こんなに頑張っているのに、どうしてうちの子は虫歯になるの?! 今回のレポートは、「さくらい歯科クリニック」の院長、櫻井宏樹先生に、子どもの歯について日頃お母さんが疑問に感じていることを、解説してもらいました。虫歯予防の話だけでなく、乳歯から永久歯に生え変わる時期の素朴な疑問、学校の歯科健診のこと、子どもが歯医者さんを怖がらないようにするにはどうすればいいのかなど、知ってなるほどと思うものがいっぱいですよ。
顎顔面矯正について|前田秀朗先生|前田歯科(安佐南区・上安)
「顎顔面治療」で、あごの正しい成長を促し、歯を本来の正しい位置に
子どもの歯から大人の歯へ生え変わる時期、顎の骨も活発に成長します。ですが、近ごろでは、顎の未発達が原因で歯並びに問題がある子どもが増えていると言います。矯正治療と言えば歯並びをきれいにするイメージですが、その根本的な原因から解決する「顎顔面矯正」があるのをご存知ですか? 顎骨の成長を促し、顎全体のバランスを整えることで、本来の正しい歯列に導く子どもの矯正治療があるんですよ。今回は、「前田歯科」の院長、前田秀朗先生に、顎顔面矯正について伺いました。成長段階にある子どもだからこそ効果的な治療法があることを、是非知ってもらいたいと思います。
睡眠時無呼吸症候群について|津谷隆史先生|津谷内科呼吸器科クリニック(東区・牛田)
寝ている間に呼吸が止まってる?! 放っておけない睡眠時無呼吸症候群
ちゃんと寝ているのに昼間眠くてしかたがない、という状態が続いていませんか? もし家族から「寝ている間のいびきや寝息がおかしい」と指摘されているなら要注意! 「睡眠時無呼吸症候群」が原因かもしれません。睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に呼吸が止まってしまう睡眠障害で、熟睡が妨げられて日中眠くなるだけでなく、血液中の酸素不足から血管に関係する様々な疾患を引き起こす病気だと言われています。今回は、「津谷内科呼吸器科クリニック」の理事長、津谷隆史先生に、睡眠時無呼吸症候群について、詳しく説明して頂きました。「むずむず脚症候群」「サーカディアンリズム」「ナルコレプシー」など、様々な睡眠障害についても話を伺いました。
笑気吸入鎮静法について|川本博也先生|おりづる歯科医院(安佐南区・川内)
「笑気吸入鎮静法」で、我慢しなくてもいい、怖くない歯科治療
「歯医者さんが怖くて治療が受けられない」という方は大人でも大勢います。ましてや、小さなお子さんや知的な障害がある方だと、恐怖心や不安を素直に表現するので、泣いたり暴れたりして適切な歯科治療が受けられないこともあります。そんな方を思いやる「笑気吸入鎮静法」という方法があるのをご存じですか? 恐怖心や痛みを和らげ精神的にリラックスした状態で、楽に歯科治療を受けることができるんです。
今回は、「おりづる歯科」の院長、川本博也先生に、歯科治療の「笑気吸入鎮静法」について伺いました。大学時代は歯科麻酔がご専門で、障害者の歯科診療にも詳しい川本先生のお話からは、「どんな方でも通える歯科にしたい」という思いが伝わってきます。
脳卒中(脳梗塞 脳内出血 くも膜下出血)とは|吉岡宏幸先生|緑井脳神経外科(安佐南区・緑井)
「ならない」「再発させない」。脳卒中の症状、原因、予防について
脳卒中。あまりにも怖い病気なので、「自分もかかってしまうかも?」など思ったこともないし、考えるのも嫌だという人が多いかもしれません。「私はまだ若いから大丈夫」という方! 今や脳卒中は若年化していて、若い方でもかかる人が増えているんですよ。今回、「緑井脳神経外科」の院長、吉岡宏幸先生に、脳卒中がどんな病気なのか伺いました。
いつまでも家族が健康でいられるために、「脳梗塞」「脳内出血」「くも膜下出血」を寄せ付けない生活を心がけましょう!
ウイルス性胃腸炎について|清水浩志先生|しみずこどもクリニック(安佐南区・祇園)
嘔吐下痢を繰り返すお腹にくる風邪、ノロウイルス・ロタウイルス性胃腸炎
幼稚園や保育園、学校での集団生活では、どれだけ気を付けていても、子どもの感染症は避けては通れません。中でも、「ロタウイルス」「ノロウイルス」などの感染が引き起こす「ウイルス性胃腸炎」は、下痢や嘔吐の症状が続くうえにこれといった治療法がなく、子どももお母さんにとっても本当につらい病気ですよね。今回は、「しみず小児科」の院長、清水浩志先生にウイルス性胃腸炎について、詳しくお話いただきました。清水先生に教わった、家庭で簡単に作れる「経口補水液」のレシピも紹介しています。脱水症状の予防だけでなく、普段の水分補給にも有効ですよ。
メニエール病とは|杉本嘉朗先生|杉本クリニック(中区・国泰寺)
「メニエール病」ってどんな病気? めまい、耳鳴りはストレスが原因かも?!
ストレス溜めていませんか? ストレスからくる耳の病気があるんです。それは「メニエール病」。突然の激しいめまいに襲われ、耳鳴りや耳の閉塞感を感じ、進行すると難聴になってしまうこともあるといいます。しかも、現代のストレス社会においては、年齢層を問わずメニエール病にかかる方が増えているのだとか。今回は、「杉本クリニック」の院長、杉本嘉朗先生に、メニエール病についてお話を伺いました。めまいが起こったら、誰でもパニック状態になります。ですが、「めまい、難聴、耳鳴りを自覚したら、恐れず騒がず、でも迅速に専門医を受診!」取材の中で、杉本先生が最も強調されたフレーズです。
気管支喘息(ぜんそく)とは|櫻井穣司先生|さくらい内科アレルギー科クリニック(安佐南区・緑井)
咳が続いて辛い。気管支喘息(ぜんそく)かもしれませんよ!
喘息(ぜんそく)は、子供がかかる病気というイメージですが、実は成人になってから気管支喘息にかかる人が多いことを知っていますか? 特に季節の変わり目になると、やたら咳が出る、息苦しく感じるといった症状があれば注意信号。アレルギーだけでなく感染やストレスが原因で、気管支喘息を発症することもあるそうです。今回のレポートは、呼吸器内科、アレルギー疾患ご専門の「さくらい内科アレルギー科クリニック」院長、櫻井穣司先生に気管支喘息についてお話を伺いました。櫻井先生は明るいキャラクターの話しやすい先生です。
スギ花粉皮膚炎について|新見直正先生|にいみ皮ふ科アレルギー科(安佐南区・川内)
春になるとお肌がカサカサ。スギ花粉皮膚炎かもしれません!
目がかゆい! くしゃみが止まらない!! 花粉症の人にはつらいスギ花粉の季節ですが、花粉症は皮膚にも症状が出るのを知っていましたか? 春になると、まぶたの上がカサカサしたり、化粧のノリが悪いと感じる方は、もしかしたら「スギ花粉皮膚炎」かもしれません。
今回は「にいみ皮ふ科アレルギー科」の院長、新見直正先生に、スギ花粉皮膚炎についてお話を伺いました。スギ花粉の影響でアトピー性皮膚炎が悪化するケースもあれば、今まで目や鼻などの花粉症の症状がなかった人でも、スギ花粉皮膚炎の症状が現われることがあるそうです。新見先生には、肌に優しい体の洗い方も教えて頂いたので、是非参考にしてください。
ED(勃起障害)とは|井口裕樹先生|いぐち腎泌尿器クリニック(中区・紙屋町)
EDはありふれた、治る病気です!!専門医に相談するのが治療への近道。
最近はマスメディアでも取り上げられるようになり、EDが広く認知されるようになりました。ただ、EDの原因やEDにタイプがあることについてはあまり知られていないようです。
今回は、ED,男性不妊治療、LOH症候群(男性更年期障害)の専門的診療を行う、「いぐち腎泌尿器クリニック」の院長、井口裕樹先生にEDについて伺いました。EDはデリケートな問題でもあるため、受診するきっかけがつかめず、一人でまたはご夫婦で悩んでいる人もいるかもしれません。ですが、井口先生いわく、「EDはありふれた病気、治る病気」なんだそうです。男性不妊治療についても、とても参考になる貴重なお話を伺いましたよ。
訪問歯科診療について|森野茂先生|森野歯科医院(中区・白島)
通院できないからと諦めないで! 訪問歯科診療で在宅ケア
通院できないからと歯科治療を諦めている方、歯科にも訪問診療があるのをご存じですか?歯科に通えない人のために往診を行う、地域に根付いた歯医者さんが広島にもたくさんいるんですよ。今回は、訪問歯科診療について「森野歯科医院」の院長、森野茂先生に話を聞きました。「誰でも受けられるの?」「どうしたら申し込めるの?」などの質問にも、分かりやすく答えてくれました。患者さんとの心温まるエピソードを交えて、地域の人と人とをつなぐ、訪問診療の役割についても伺いました。
■□■□ 2024年9月によく読まれた記事をCHECK! □■□■
命にかかわる病気ではありませんが、経過観察と言われたら生理の変化に気を付けて。過多月経や月経痛がひどくなるなどの場合は早めに産婦人科に相談しましょう。
実は10代、20代の女性の死因上位に挙げられる摂食障害。
人の価値や美しさは、体型や体重で決まるものではありません。
適切なカウンセリングで過度な痩せ願望やストレスから自分の体を守りましょう。
幼児や児童に感染することが多く、発症すると喉の痛み、熱、発疹などといった風邪と似た症状が起こります。また、痛みはないのですが、舌の表面に赤いぶつぶつができることがあります。
尋常性疣贅は、「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスの一種が皮膚に感染してできます。手あれや髭剃り後など、目に見えないくらいの小さな傷からでもウイルスが侵入します。どこの部位にもできる可能性があるのです。
咽喉頭異常感症は心理的要因が大きいといわれています。
喉がイガイガする、圧迫感がある、引っ掛かったり、絡んだような感じがするなど
考えれば考えるほど、喉に違和感を抱き、そのストレスが引き金になって症状を引き起こすことも多いようです。
「不安障害」とはその名の通り、不安な気持ちが強くなる病気です。
ある特定の状況や場所で非常に強い不安に襲われ、身体のいろいろな部分に様々な症状が現われたり、不安を避けようとする「回避行動」をとるようになったり、また安心を得るために無意味な行動を反復してしまうといったことが起こり、人によってはそれが原因で社会生活に支障をきたすこともあります。