お医者さんレポート
広島の医師を取材して、病気の原因や症状、検診、地域医療のこと、先生の患者に対する思いなどを記事にまとめました。
エリアと診療科目を絞ってレポート一覧を検索することができます。
子どものやけど・傷の処置について|増田宏先生|ますだ小児科(東区・東蟹屋町)
子どものやけど、すり傷は、「消毒しない、乾かさない、ガーゼをあてない」
子供のすり傷、切り傷、やけどの手当て、皆さんどうしていますか? 今、「消毒をしない、乾かさない、ガーゼをあてない」治療が、皮膚に優しく、痛くなく、痕を残さないと注目されています。今回、お話を伺ったのは「ますだ小児科」の院長、増田宏先生。フランクに話してくださる、子ども心を大切にした先生です。「こんな症状の時も小児科を受診していいの?」といったお母さんの疑問にも答えていただき、子どもの心理カウンセリングにも取り組む、町のかかりつけ小児科医としての思いも伺いました。
赤ちゃんの症状と対応|中村和洋 先生|いちごこどもクリニック(安佐南区・川内)
少し気になる赤ちゃんの症状と対応について
育児には不安がつきもの。特に、赤ちゃんの様々な症状で悩むお母さんは多いと思います。
今回のレポートは、安佐南区川内に開院したばかりの「いちごこどもクリニック」を訪れ、院長の中村和洋先生に、生後1歳までに多い赤ちゃんの症状と対応についてお話を伺いました。
大学病院では生まれつきの病気や小児がんなど、難治性疾患の診療に携わってこられた中村先生。数多くの乳児健診にも立ち会い、その際、赤ちゃんの臍(へそ)の症状や男の子の陰部の症状、便の色について質問されることが多かったそうです。
そこで、母子手帳や育児書に載っている一般的な症状以外で、赤ちゃんに多い症状について、分かりやすく解説して頂きました。
手足口病など夏風邪について|浜田浩之先生|はまだ小児クリニック(西区・己斐本町)
子どもの「夏風邪」手足口病、プール熱、ヘルパンギーナについて
6月に広島県で「手足口病警報」が発令されたニュースは、皆さんご存知かと思います。手足口病をはじめ、プール熱やヘルパンギーナといった「夏風邪」は、小さなお子さんのいるご家庭では注意したい病気です。
今回は、夏場にかかる子どもの病気について、「はまだ小児クリニック」の院長、浜田浩之先生にお話を聞きました。
小さな子どもが高熱を出したり、感染症を繰り返すとお母さんは心配です。感染症にかかった際の対症療法やアドバイス、看病するお母さんを応援するメッセージも、浜田院長から頂きましたよ。
経口避妊薬ピルについて|小松正伸先生|小松クリニック(中区・八丁堀)
ピルと上手につき合うために、知ってもらいたいこと
日本はピル後進国だと言われてきましたが、最近では自分のライフスタイルに合わせてピルと上手に付き合う女性が増えてきたよう思います。
避妊だけがピルの効果だと思っている人も多いかもしれませんが、ピルを飲むことでPMSが改善されたり、ニキビが減ったり、また子宮内膜症の治療などに使われるなど、ピルにはあまり知られていない様々な副効果も期待できるのですよ。ただ、ピルもお薬なので、副作用のリスクはもちろん考えて服用しなければなりません。
そこで今回は、中区八丁堀にある産婦人科「小松クリニック」の院長、小松正伸先生にピルについて詳しく教えて頂きました。
上手に服用すれば、ピルは女性を助けてくれる便利なお薬。メリットとデメリットを正しく理解して、ピルを使うかどうか選択しましょう。
水虫について|水野寛先生|水野皮ふ科(東区・若草町)
おしゃれや仕事が原因?! 女性の素足に「水虫」警報!
「おしゃれが大好き」「仕事に夢中」、いつも一生懸命な女性の姿は輝いています。その反面、「近ごろ足に異変が…」と人知れず悩んでいる人も多いのでは。最近は女性の間でも水虫が増加中で、夏場は特に注意が必要だとか。そこで、水野皮ふ科の水野寛先生に水虫について聞きました。
前立腺がんについて|三枝 道尚 先生|いるかクリニック(安佐南区・相田)
初期症状のない前立腺がん、早期発見のカギはPSA検査
高齢化に伴い、男性の間でどんどん増えているという前立腺がん。
その多くは比較的進行がゆっくりですが、中には急激に進行し命を落とすようなものもあります。
今回は広島市安佐南区「いるかクリニック」の三枝道尚院長に、前立腺がんについて教えていただきました。
最近テレビドラマで“ダーウィン”として初登場し、話題になった内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」。日本では2012年に前立腺がん手術で保険適用となった事で多く用いられており、三枝院長も実際にロボット支援手術を手掛けてこられたそうです。
その他、泌尿器科のがんや病気についても教えていただきましたので、ぜひ参考にして健康維持や早期発見にお役立てください。
尿路結石について|角井徹先生|泌尿器科すみいクリニック(佐伯区・五日市駅前)
想像を絶する痛さに七転八倒。バランスの良い食生活で尿路結石を予防しよう!
経験したことがある人は、尿路結石の痛さについて「想像を絶する痛さ」と表現します。難産に匹敵する痛さとも言われ、しかも症状は前ぶれもなく突然現れることがほとんど。夜中に七転八倒して救急車で搬送される人もいるそうです。
今回は、「泌尿器科すみいクリニック」の院長、角井徹先生に尿路結石の症状や原因、治療についてお話を伺いました。
食生活の乱れから、若い男性に多いと言われる尿路結石。予防や再発防止のためには食生活でどのようなことに気を付けたら良いかのアドバイスも頂きました。
前立腺肥大症とは|嘉手納 一志先生|かでな泌尿器科クリニック(南区・段原)
「前立腺肥大症」で悩まない、セカンドライフを過ごしましょう!
中高年の男性に多い「前立腺肥大症」。年を取れば排尿障害があるのは仕方がないことだと諦めて、受診を先延ばしにしている人も多いと思います。でも、仕事中心の忙しかった毎日からようやく解放されて、セカンドライフは趣味や旅行を満喫しようと思ったら、おしっこの悩みが頭から離れないというのでは、もったいないですよね。今回のレポートは、「かでな泌尿器科クリニック」の院長、嘉手納 一志先生に前立腺肥大症の症状や治療について伺いました。排尿障害は改善されると、その人の人生をより豊かに変えてくれます。年のせいだと諦めたり、おしっこの悩みなんて恥ずかしいと思ったりせず、まずはレポートを読んで、前立腺肥大症がどんな病気なのかを知ることから始めませんか?
ED(勃起障害)とは|井口裕樹先生|いぐち腎泌尿器クリニック(中区・紙屋町)
EDはありふれた、治る病気です!!専門医に相談するのが治療への近道。
最近はマスメディアでも取り上げられるようになり、EDが広く認知されるようになりました。ただ、EDの原因やEDにタイプがあることについてはあまり知られていないようです。
今回は、ED,男性不妊治療、LOH症候群(男性更年期障害)の専門的診療を行う、「いぐち腎泌尿器クリニック」の院長、井口裕樹先生にEDについて伺いました。EDはデリケートな問題でもあるため、受診するきっかけがつかめず、一人でまたはご夫婦で悩んでいる人もいるかもしれません。ですが、井口先生いわく、「EDはありふれた病気、治る病気」なんだそうです。男性不妊治療についても、とても参考になる貴重なお話を伺いましたよ。
過活動膀胱とは|山本理哉先生|もみじクリニック(中区・白島)
さっき行ったのにまたトイレ?! 多くの方が悩んでいる「過活動膀胱」
お手洗いはどこかしら? 人前で漏らしてしまったらどうしよう…。
「おしっこ」のことばかり考えている人はいませんか? 誰かに相談したり受診するのが恥ずかしくて、おしっこの悩みをガマンしている人も多いようですが、「過活動膀胱」という改善できる病気が原因かもしれませんよ。今回は、「もみじクリニック」の院長・山本理哉先生に、過活動膀胱について詳しく説明して頂きました。誰でも自宅で簡単にできる「骨盤底筋体操」も紹介しています。山本先生の記事をきっかけに、トイレを気にしない有意義な毎日を過ごせる人が増えますように!
不眠症|倉本恭成 先生|本通くらもと心療内科(中区・本通)
日中に頭がボーっとしてしまう人は要注意。不眠症かもしれません
朝目覚めた時にすっきりした感じがない、眠りが浅くて夜中に目が覚める……もしかしたら不眠症の疑いがあるかもしれません。
今回は中区本通にある本通くらもと心療内科にお邪魔して、院長の倉本恭成先生に不眠症についてお話をうかがいました。心療内科というと深刻な心の病をイメージしがちですが、先生は「不眠症もうつ病も、放っておいても治るんよ。通院したほうが早くて楽だけど。」とおっしゃいます。ゆったりとした口調でにこやかにお話し下さる先生と向き合っていると、病気はいくつかの条件をクリアすればいずれは治るのだという安心感が伝わってきます。
不眠症をどのように改善していくのか、どのような薬を使うのかについて詳しくご説明いただきました。お薬を使う場合も、いずれはお薬なしで生活できることを目標にしているので、自己判断で増やしたり減らしてはいけないそうです。その理由とは?ご一読ください。
心的外傷ストレス(PTSD)|森田 幸孝 先生|もりた心療内科クリニック(中区・大手町)
心の病かも?と思ったら一人で悩まないでまずは受診
2014年8月に広島市北部を襲った土砂災害。多くの人命が失われ、たくさんの家屋が倒壊しました。そして、今でも、その経験が原因となって心的外傷ストレス(PTSD)に苦しめられている方が広島にはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は中区にあるもりた心療内科クリニックの院長、森田幸孝先生に心的外傷ストレス(PTSD)を中心に、心の不調についてお話をうかがいました。もりた心療内科にはPTSDの方だけでなく、うつ症状や不眠、不安などの適応障害、統合失調症などいろいろな症状の方が通院されています。街中のクリニックだけあって、患者さんの年代層は10代から90代までと幅広く、症状もさまざまです。そういった方々に対して、先生はどのように接していらっしゃるのでしょう。また、どのように治療は進んでいくのでしょう。
もしご自分やご家族、身近な人が心の病をかかえてしまったら、くよくよ悩んでいないでまずは心療内科を受診してみようと思えるお話ばかりです。
催眠療法/認知症カフェ|西村 豊 先生|西原セントラルクリニック(安佐南区・西原)
催眠療法で“気付き”のヒント/認知症カフェというコミュニティ
“催眠”と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?
コントロールされる?支配される?
それは誤解です。
今回のレポートは、2015年8月より心療内科・精神科を開設した安佐南区西原「西原セントラルクリニック」の西村 豊先生に、臨床催眠について話をお聞きしました。
また、認知症の患者さんやご家族同士が気軽に集ってコーヒーを飲みながら話をすることで悩みを乗り越え病気を受け入れていけるようにと開設された認知症カフェについても伺いました。
歯周病について|鈴川雅彦先生|AICデンタルクリニック(中区・中町)
「歯周病」で苦しまないために、「歯の健康状態」を知りましょう
虫歯の検査は定期的に受けているけど、歯周病検診は受けたことがないという方は多いのでは? 「きちんと歯磨きをしているから私は大丈夫」「なにも症状がないので心配していない」という声が聞こえてきそうですが、実は30歳を過ぎた成人の80%以上が歯周病にかかっているとも言われています。
自覚症状がないまま進行し、歯だけでなく全身の健康をも脅かす歯周病について、AICデンタルクリニックの院長で、日本臨床歯周病学会認定医でもある鈴川雅彦先生に聞きました。
一生自分の歯で|中島朋見先生・中島克先生|中島歯科(南区・松原町)
「一生、自分の歯で」をモットーに、患者さんの将来を見据え治療を
広島駅のほど近く。「一生、自分の歯で」をモットーに、患者さんがいつまでも健康な歯で暮らせるように、将来を見据えた治療と予防に力を入れる「中島歯科」は、昭和52年の開院以来、様々なニーズに応えてくれる「かかりつけ歯科」として、厚い信頼を寄せられています。患者さんの中には、ホームドクターとして30年以上に渡り、通っている方も多いとか。
現在は中島朋見院長、中島克副院長、中島ひろみ副院長の3名の歯科医が、基礎的な治療から最新歯科治療までそれぞれの得意分野を生かし、幅広い医療を提供。今回のレポートでは中島朋見院長と中島克副院長のお2人に、かかりつけ歯科医に求められること、大切にしていることなどをお話いただき、かかりつけ歯科医としてのスタンスを伺いました。
笑気吸入鎮静法について|川本博也先生|おりづる歯科医院(安佐南区・川内)
「笑気吸入鎮静法」で、我慢しなくてもいい、怖くない歯科治療
「歯医者さんが怖くて治療が受けられない」という方は大人でも大勢います。ましてや、小さなお子さんや知的な障害がある方だと、恐怖心や不安を素直に表現するので、泣いたり暴れたりして適切な歯科治療が受けられないこともあります。そんな方を思いやる「笑気吸入鎮静法」という方法があるのをご存じですか? 恐怖心や痛みを和らげ精神的にリラックスした状態で、楽に歯科治療を受けることができるんです。
今回は、「おりづる歯科」の院長、川本博也先生に、歯科治療の「笑気吸入鎮静法」について伺いました。大学時代は歯科麻酔がご専門で、障害者の歯科診療にも詳しい川本先生のお話からは、「どんな方でも通える歯科にしたい」という思いが伝わってきます。
予防歯科について|森下真行先生|もりした歯科クリニック(安佐南区・東原)
子供も大人も、痛くなる前に歯医者さんへ。
たとえば、血管年齢や肺年齢など、健康レベルを分かりやすく「年齢」で表現することが多いですが、「歯年齢」というのは聞いたことがないですよね。そう、「歯」に老化は関係ないからです。つまり、歯は自分がしっかり守っていけば健康に保てるもの。正しい予防知識があれば、一生自分の歯を使い続けることができるのです。今回は、「もりした歯科クリニック」の院長、森下真行先生に、子供から大人まで、歯の予防に関する様々なアドバイスを頂きました。最近、治療のためではなく予防のために歯科に行く大人が増えているそうです。しかも、歯科に行くのを楽しんでいる?!そんなお話も聞けましたよ。
■□■□ 2025年5月によく読まれた記事をCHECK! □■□■
命にかかわる病気ではありませんが、経過観察と言われたら生理の変化に気を付けて。過多月経や月経痛がひどくなるなどの場合は早めに産婦人科に相談しましょう。
実は10代、20代の女性の死因上位に挙げられる摂食障害。
人の価値や美しさは、体型や体重で決まるものではありません。
適切なカウンセリングで過度な痩せ願望やストレスから自分の体を守りましょう。
幼児や児童に感染することが多く、発症すると喉の痛み、熱、発疹などといった風邪と似た症状が起こります。また、痛みはないのですが、舌の表面に赤いぶつぶつができることがあります。
尋常性疣贅は、「ヒト乳頭腫ウイルス」というウイルスの一種が皮膚に感染してできます。手あれや髭剃り後など、目に見えないくらいの小さな傷からでもウイルスが侵入します。どこの部位にもできる可能性があるのです。
咽喉頭異常感症は心理的要因が大きいといわれています。
喉がイガイガする、圧迫感がある、引っ掛かったり、絡んだような感じがするなど
考えれば考えるほど、喉に違和感を抱き、そのストレスが引き金になって症状を引き起こすことも多いようです。
「不安障害」とはその名の通り、不安な気持ちが強くなる病気です。
ある特定の状況や場所で非常に強い不安に襲われ、身体のいろいろな部分に様々な症状が現われたり、不安を避けようとする「回避行動」をとるようになったり、また安心を得るために無意味な行動を反復してしまうといったことが起こり、人によってはそれが原因で社会生活に支障をきたすこともあります。